国内男子ツアー、コカ・コーラ東海クラシックは29日、愛知県の三好カントリー倶楽部　西コースを舞台に第3ラウンドの競技が行われ、ツアールーキーのH・W・リュー（韓）が5つスコアを伸ばして単独トップに浮上。一方、前日首位タイに浮上した同じくルーキーの川村昌弘は、通算4アンダー2位タイに後退している。

　13位タイで決勝ラウンドを迎えたリューは、上位勢がスコアメイクに苦戦する中で会心のゴルフを披露。序盤の4番、5番で連続バーディを奪うと、7番でもバーディを奪取して3アンダーで折り返す。後半に入っても12番、さらに15番でもバーディを重ね、この日5バーディ、ノーボギーの5アンダー67でフィニッシュ。通算5アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー初優勝へ後続に1打差のリードから最終日を迎える。

　一方、前日に朴銀信（韓）と並び首位タイに躍り出た川村は、この日3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72でホールアウト。通算4アンダーで金庚泰、金亨成の韓国勢と並ぶ2位タイに順位を落としたのの、トップのリューとはわずか1打差なだけに逆転での初優勝に向けて依然好位置につけている。

　その他の上位陣は、この日18位タイからスタートし5バーディ（1ボギー）を奪った平塚哲二が、通算3アンダー単独5位に浮上。前日首位タイの朴銀信が通算2アンダー6位タイ、宮本勝昌、小田龍一らが通算1アンダー9位タイにつけ、通算イーブンパー12位タイに片山晋呉、近藤共弘らが続いている。

　また、前日30位タイで予選を通過した石川遼は、3バーディ、2ボギーの1アンダー71と今大会初めてアンダーパーで回り、通算2オーバー16位タイに浮上。一方、20位タイからの巻き返しを図った池田勇太は、4バーディ、6ボギーの2オーバー74と3日連続のオーバーパーを叩き、通算4オーバー29位タイに低迷している。