タイガーまさかの大乱調 石川は首位G.ウッドランドに3打差6位タイ!
2014年1月26日(日)午前10:59
大会7勝を誇るディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)がまさかの3日目カットに引っかかる中、飛ばし屋ゲーリー・ウッドランド(米)が単独トップに躍り出た。
米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間25日、カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC(サウスC)を舞台に第3ラウンドの競技を終了。シーズン初戦となった今大会で予選ラウンドを終え50位タイに低迷していたタイガーに期待されたのは、もちろんムービングデーの猛チャージだ。ところがチャージどころかダブルボギー2つ、5連続を含む7ボギー(4バーディ)を叩いて7オーバー79の大乱調。通算6オーバーは予選を通った選手の中で最下位から2番目80位タイのブービー賞に終わった。
規定により70位タイ以下は最終日に進出することが出来ないため、2度目のカットに引っかかったタイガーは、得意大会から姿を消すことに。同伴プレーヤーのジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)は「あんなタイガーを見たのは初めて。ミスにミスを重ねてあれだけボギーを並べるなんて彼らしくない。目の前の光景が信じられなかった」と驚きをあらわにする。
トリーパインズGCでタイガーがトップ10入りを逃したのは2011年以来3年ぶり2度目だが、昨年もシーズン初戦の欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフ選手権では予選落ちを喫している。となると次週の欧州ツアー、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(30日?2月2日/UAE、エミレーツGC)がポイント。舞台を欧州ツアーに移し、世界No.1の真価が問われることになりそうだ。
上位争いはウッドランドが通算8アンダーで単独トップ。1打差の2位タイにマーク・リーシュマン(豪)と前日のトーナメントリーダー、ジョーダン・スピース(米)が続き、この日3アンダー69をマークした石川遼が、通算5アンダーまでスコアを伸ばして32位タイから6位タイにジャンプアップし、トップ10圏内をがっちりとキープした。
しかし前日単独2位につけたスチュワート・シンク(米)は7つスコアを落とし通算2アンダー27位タイに急降下。フィル・ミケルソン(米)も棄権を表明するなど、ベテランにはご難続きの3日目となった。
また松山英樹は2アンダー70にスコアをまとめ通算2アンダーで前日の66位タイから27位タイに急浮上。最終日は石川&松山の同級生コンビが優勝戦線に絡んでくれそうだ。