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タイガー復活Vならずも、米国勢最高の単独3位でフィニッシュ

2011年11月14日(月)午後0:20

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 2年ぶりの復活優勝を狙ったタイガー・ウッズ(米)だが、最終日の追い上げも及ばずトップ3にとどまった。

 豪州のナショナル・オープンでありながら、同国で行われるザ・プレジデンツカップ(現地時間17?20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)直前とあって、世界のトッププレーヤーが集結した豪州ツアーのオーストラリアン・オープン(豪州、ザ・レイクスGC)は現地時間13日、最終ラウンドの競技を終了。この日首位と6打差の8位タイからスタートしたタイガーは、5アンダー67の好スコアをマークしたものの一歩及ばず。優勝したグレッグ・チャーマーズ(豪)に2打差の単独3位で4日間の競技を終了した。

「爆発的スコアが出てもおかしくない内容だった。優勝は逃したけれど、良い方向に前進していることはわかってもらえたと思う。それにしても昨日、もう少しパットが入っていればね」と、2年ぶりの優勝が叶わず落胆した様子を見せたタイガー。14番パー5でチップインイーグルを奪った時点で首位と1打差まで迫ったが、後半ノーボギーのチャーマーズの背中は遠かった。

 4月のマスターズで優勝争いを演じたものの、ヒザの故障が再発し夏場以降良いところが全くなかったタイガー。「オーガスタ(マスターズ)以来の優勝争い。残念ながら思ったようなスコアを出せなかったけれど、勝つチャンスがあったことに意義があると思いたい」とコメントした。

 それでも次週のザ・プレジデンツカップ(現地時間17?20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)に備え、米国チームのメンバー12名のうち8名が出場した今大会で、単独3位は米国勢のベストフィニッシュ。「(ワンオン可能な13番パー4で)ドライバーを持ったのが、結果としては致命的だった。5番アイアンで刻んでウェッジでチャンスを作ればバーディを獲れたものの、無理に(ワンオンを)狙ってボギー。あそこが勝負の分かれ目だったね」と敗因を分析。しかし攻めた結果のボギーだけに、今後に期待が持てそうだ。

 通算13アンダーで優勝したチャーマーズは1998年大会以来2度目のナショナルオープン制覇。1打差の2位にジョン・センデン(豪)が入り、タイガーを挟んで4打差の4位タイにアダム・スコット(豪)、ジェイソン・デイ(豪)、ジェフ・オギルビー(豪)、ニック・ワトニー(米)らが続く。ザ・プレジデンツカップの米国チーム主将のフレッド・カプルス(米)は、通算5アンダー15位タイ、世界選抜(欧州除く)チーム主将のグレッグ・ノーマン(豪)は53位タイに終わっている。

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