B.ランガー『63』の猛チャージで15位タイから大逆転V!
2012年10月8日(月)午前10:57
最終日の猛チャージでベルンハルト・ランガー(独)が大逆転勝利を飾り、賞金レースとチャールズ・シュワブカップポイントランクでともにトップに躍り出た。
米チャンピオンズツアーのSAS選手権は現地時間7日、ノースカロライナ州のプレストンウッドCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日首位と4打差の15位タイからスタートしたランガーがノーボギーの9アンダー63と爆発的スコアを叩き出し、通算13アンダーで大逆転に成功した。
シーズン2勝目、今季14度目のトップ10入りを果たし賞金ランクではマイケル・アレン(米/通算4アンダー19位タイ)を抜き2位から1位へ、チャールズ・シュワブカップポイントランクでは今週出場していなかったトム・レーマン(米)を抜いてトップに立ち、残り3試合の結果次第でダブルタイトル獲得も夢ではなくなった。
前日32パットでスコアを伸ばせず15位タイに後退したが、この日はグリーン上の技が冴え渡り『25』パットに収めて優勝をたぐり寄せた。思えば8月の3M選手権で勝ったときも最終日は『62』の猛チャージ。最後まで諦めない勝負強さはツアー屈指で、昨年の故障から立ち直った今、賞レースの主役はランガーをおいて他にいない。
その他の上位陣は、2打差の単独2位にジェイ・ドン・ブレイク(米)。通算10アンダー単独3位にマーク・ウィービー(米)が入り、前日のトーナメントリーダーのひとりフレッド・ファンク(米)が通算9アンダーでトミー・アーマーIII(米)とともに4位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのケニー・ペリー(米)は健闘したものの、通算8アンダー6位タイに終わっている。