日本の池田勇太＆平塚哲二のコンビが、1957年の中村寅吉＆小野光一、2002年の丸山茂樹＆伊沢利光に次ぐワールドカップ優勝を狙う。

　世界28の国と地域を代表する選手たちが国の名誉をかけて対決するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフは、現地時間24日に中国・海南島のミッションヒルズGC海口で開幕する。大会連覇を狙うモリナリ兄弟（エドアルド＆フランセスコ）のイタリアチームを中心に、世界のトッププレーヤーたちが激闘を繰り広げる。

　日本チーム決定の過程は、7月の全英オープン終了直後の世界ランキングで日本勢トップだった石川遼が出場を辞退し、その次にいた池田の出場が決定。その池田がパートナーとして平塚を指名し、平塚にとっては4年ぶり3度目の大会出場が決まった。ちなみに平塚は過去2回、いずれも谷原秀人とのチームで参戦したが、23位、25位という結果に終わっている。

　池田と平塚は、7月に開催された国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックで激しい優勝争いを展開しており、お互いのゴルフは嫌というほど承知している。息の合ったプレーで各国のライバルたちを蹴落としてほしいものだ。

　ローリー・マキロイ＆グラエム・マクドウェルのメジャー王者2人がコンビを組むアイルランドチームにも注目が集まる。2009年の前回大会では1打差でイタリアチームに敗れているが、その後2人揃ってメジャータイトルを獲得し、ひとまわり大きくなってリベンジを誓っている。他に、マスターズ王者チャール・シュワーツェルと全英オープン王者ルイス・ウーストハウゼンの南アフリカチーム、ミゲール・A・ヒメネスとアルバロ・キロスのスペインチームなど、各国の強豪が顔を揃える。

　なお大会は、初日と3日目がフォーボール形式（2人のうち良い方のスコアを採用）、2日目と最終日がフォーサム形式（1つのボールを2人が交互に打つ）で行われる。