残り3試合となった米チャンピオンズツアーでデッドヒートが演じられている。

　シニアたちが技を競い合う同ツアーは、現地時間12日開幕のグレーター・ヒッコリー・クラシック at ロックバーン（ノースカロライナ州、ロックバーンG＆S）を含めてシーズン終了までもう3戦しかない。終盤になって白熱するはタイトル争いだ。

　注目は、前週のSAS選手権で大逆転Vを飾り、賞金ランクと共にチャールズ・シュワブカップポイントランクでも首位に躍り出たベルンハルト・ランガー（独）。2年連続で年間王者を狙うトム・レーマン（米）とはわずかに69ポイント差。一昨年のタイトル保持者が奪還に意欲を燃やしている。

　現状では、残り3試合すべてに優勝すれば1,398ポイントを稼げることになり、計算上は同ランク14位のジェイ・ドン・ブレイク（米／1,392ポイント差）まで逆転の可能性があることになる。もちろん、ランガーやレーマンのチャンスが大きいのは言うまでもない。今大会では、両選手は予選ラウンドから一緒にプレーするとあって火花が散るのは止めようがなく、手に汗握る戦いが繰り広げられそうだ。

　2人と一緒にプレーするマーク・カルカベッキア（米）や、今季好調なマイケル・アレン（米）、ロジャー・チャップマン（英）、ローレン・ロバーツ（米）、フレッド・ファンク（米）、マーク・オメーラ（米）らも参戦。秋のノースカロライナを熱くする。