R.マキロイ、2打差単独首位! 同組タイガーは10位タイ
2014年1月31日(金)午前11:13
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ローリー・マキロイ(北アイルランド)が、“目の上のタンコブ”タイガー・ウッズ(米)の目の前で世界ランキングNo.1奪還へ狼煙を上げた。
現地時間30日に行われた欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)第1ラウンド。タイガーと同組でプレーしたマキロイはフロントナイン(インスタート)から強烈なプレーを見せつけた。12番で初バーディを奪うと、そこから3連続バーディをマーク。さらに2つスコアを伸ばして迎えたバックナインでも1イーグルを含む4アンダー31と隙のないゴルフを展開して9アンダー63でフィニッシュ。2位のエドアルド・モリナリ(伊)に2打差の単独首位に立った。
「フェアウェイを外したのは2回、グリーンに乗らなかったのもたった1回。難しいパーも拾ったし、ティーからグリーンまですごく良かった」とノーボギーの完璧なラウンドを振り返ったマキロイ。昨年優勝できなかった欧州ツアーで優勝を飾ることができれば、メジャー3勝目&世界ランクNo.1も見えてくる。復活への助走はすでに始まっているようだ。
対するタイガーは前半を4アンダーでハーフターンしたのものの、後半はスコアカード通りのプレーにとどまり4アンダー68。マキロイとは5打差、トンチャイ・ジェイディ(タイ)、ポール・ローリー(スコットランド)らと並ぶ10位タイにつけた。それでも「悪くないスコアだね。ミスパットもなかった。ここはグリーンの目がキツイからね」と余裕の笑みを浮かべた。
マキロイも「彼(タイガー)は本当のプロだ。スコアカードを見ただけでは、それは分からない。いいショットもたくさん打ってたよ。特に前半は素晴らしかった」と先輩の技術と精神力を称賛した。
その他上位は、6アンダー66の3位タイにリチャード・スターン(南ア)ら5人。3アンダー69の17位タイには、2位につけるエドアルドの弟、フランセスコ・モリナリ(伊)、ノ・スンヨル(韓)、アルバロ・キロス(スペイン)など混戦模様。2年連続賞金王を狙うヘンリック・ステンソン(スウェーデン)やジョン・デイリー(米)、フレッド・カプルス(米)、マーク・オメーラ(米)、コリン・モンゴメリー(スコットランド)が2アンダー70、35位タイに続いている。