タイガー登場に沸くマレーシア 小林も出場
2012年10月25日(木)午前9:57
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タイガー・ウッズ(米)が13年ぶりにマレーシアでプレーする。
米男子ツアーとアジアンツアー共催のCIMBアジア・パシフィック・クラシックは現地時間25日、マレーシアのザ・マインズリゾート&GCで開幕。今年は米ツアーの賞金ランキング加算競技ではないが、来年からは加算競技となることが決定しており、ツアーのグローバル化を象徴する大会でもある。
その反面、スーパースター、タイガーの登場で高額賞金大会を数多く行ってきた米ツアーが、タイガーの不調や経済状況の悪化など様々な条件が重なる中で米国内でスポンサーを見つけるのが難しくなったという現状を露呈してもいる。だが、そんな情勢はさておき、プロは稼いでなんぼ。結果を残してなんぼの世界。どこで試合が行われようと、出場する限りは優勝を狙うのは言うまでもない。
タイガーは今季、メジャーでこそ優勝できなかったが、米ツアーですでに3勝を挙げている。だがこの結果に本人は決して納得していない。「いつも言っているようにメジャーで1つ勝てれば『いい年』から『素晴らしい年』になるんだ」と話しており、来年こそはメジャー通算15勝目を飾りたいという気持ちが強い。今季は、11月末に自ら主催するチャリティイベント、シェブロン・ワールド・チャレンジ(現地時間11月29?12月2日/カリフォルニア州、シャーウッドCC)があるなど、まだまだオフシーズンに入ることなくプレーを続けており、実戦での復調を目指しているだけに、どんな試合でも勝てば自信になる。全力でのプレーが見られるに違いない。
また、連覇を狙うボ・バン・ペルト(米)は、先週欧州ツアーのISPSハンダ・パース・インターナショナルで優勝したばかり。絶好調で再び勝利の美酒を味わおうと燃えている。他にビル・ハース(米)、カール・ペターソン(スウェーデン)、ジェイソン・ダフナー(米)らが参戦。マレーシアのファンの前でトップレベルのプレーを披露する。
総勢48人しか出場しない今大会だが、日本勢からは今季、日本、アジアン両ツアー共催のアジアパシフィック パナソニックオープンで優勝した小林正則が参戦。百戦錬磨の強豪たち相手に金星を狙う。