タイガー苦戦 難コンディションにアンダーパーは4人だけ
2014年3月8日(土)午前11:12
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連覇を狙うタイガー・ウッズ(米)がメジャー並みのタフなコンディションに苦しんでいる。
世界ランク上位選手だけが出場を許される世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)は現地時間7日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。コース改造により生まれ変わったブルーモンスターに強風が吹き荒れたこの日、第1ラウンドの続き8ホールを消化したタイガーは、過去7度優勝を飾っている得意のコースで自己ワーストの4オーバー76(3バーディ、5ボギー、1ダブルボギー)を叩く大誤算。
第2ラウンドでは4番パー3で28メートルの超ロングパットを沈め笑顔でバンザイをする見せ場を作ったが、前半(10番スタート)の4ボギーが足を引っ張り1オーバー73止まり。通算5オーバーは前日の53位タイから25位タイに順位を上げたものの、本調子とはほど遠い状態が続いている。
苦戦したのはタイガーだけではない。一時通算4アンダーまでスコアを伸ばし第1ラウンドからのリードを広げたダスティン・ジョンソン(米)は後半3ボギーを叩いて2オーバー74。通算1アンダーはかろうじてトップは守ったものの、パトリック・リード(米)、マット・クーチャー(米)、ハンター・メイハン(米)に並ばれ4人が首位を並走する展開となった。
1打差の5位タイにローリー・マキロイ(北アイルランド)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、フランセスコ・モリナリ(伊)らが続き、通算1オーバー9位タイにシーズン2勝目を狙うブッバ・ワトソン(米)、ザック・ジョンソン(米)がつけたが、今大会に勝ってタイガーが6位以下なら初の世界ランク1位に浮上するアダム・スコット(豪)は通算4オーバー21位タイにとどまっている。
ちなみに昨年のこの大会の第2ラウンドまでの平均スコアは70.731だったが、今年は74.901と4ストローク以上悪い計算。ダブルボギーの数は昨年の34個に対して108個といかにタフなコンディションだったかがわかる。そんな中、日本勢唯一出場の松山英樹はタイガーやヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と並び通算5オーバー25位タイとまずまず。残り2日での巻き返しが期待出来そうだ。