タイガー、3打差7位タイ好発進! 首位はT.マッテソン
2012年10月26日(金)午前10:05
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13年ぶりのマレーシアでタイガー・ウッズ(米)が好プレーを披露した。
米男子ツアーとアジアンツアー共催のCIMBアジア・パシフィック・クラシック第1ラウンド(現地時間25日/マレーシア、ザ・マインズリゾート&GC)は、8アンダー63でプレーしたトロイ・マッテソン(米)が単独首位に立ち、ジェフ・オーバートン(米)、ロバート・ギャリガス(米)、ブライアン・ハーマン(米)の3人が1打差で追走。最終組でスタートしたタイガーは、暑さと湿気に悩まされながら3番、5番でバーディを奪うまずまずの出だしを見せたが、8番、9番と短いパーパットを外して2連続ボギー。首や顔の汗をタオルでぬぐう姿が何度も見られ、フラストレーションがたまっている様子でいやなムードに包まれた。
それでも、ここで行われた1999年ワールドカップで、兄貴分のマーク・オメーラ(米)と組んで優勝した経験から、スコアが伸びることを熟知しているタイガー。優勝スコアが通算20アンダー前後になることを予想している。必要なのはアグレッシブなプレーだと言い聞かせながら何とか集中力を保ち、バックナインに向かった。「3つか4つ、スコアを縮めることができたら、いいプレーができているということ。それ以上ならボーナスだと思った」と、10番、11番、そして15番からの3連続と5つのバーディを奪取。5アンダー66で首位に3打差の7位タイとまずまずのスタートを切った。
来年からは米ツアーの賞金ランキング加算競技になるとは言え、この時期のアジア参戦はタイガーにとって異例なこと。諸事情はあるにせよ、来季メジャー15勝目を挙げて完全復活を目論む青写真を描く今、実戦でも勝利が何よりも大切とあって、今大会にも気合十分なだけに楽しみな週末になりそうだ。
全部で48人しか出場できない大会に、日本からただ一人出場している国内男子ツアーのアジアパシフィック パナソニックオープン優勝者、小林正則は2アンダー69で21位タイ。首位との6打差を追いかける。
他の主な選手は、ディフェンディング・チャンピオンで先週の欧州ツアー、ISPSハンダ・パース・インターナショナルでも優勝しているボ・バン・ペルト(米)が1アンダー70で回り、ビル・ハース(米)らと並んで30位タイ。ジェイソン・ダフナー(米)は3アンダー68で16位タイと上位につけたが、ニック・ワトニー(米)はイーブンパー71で38位タイと出遅れている。