タイガー、首位R.ギャリガスに5打差5位タイ 小林は後退
2012年10月26日(金)午後7:51
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今季4勝目を目指すタイガー・ウッズ(米)がトリッキーなグリーンに苦しみながら順位を上げた。
米男子ツアーとアジアンツアー共催で総勢48人のエリートフィールドで競われるCIMBアジア・パシフィック・クラシック。現地時間26日、マレーシアのザ・マインズリゾート&GCで行われた第2ラウンドでタイガーは4アンダー67をマーク。通算9アンダーとし初日の7位タイから5位タイに浮上した。
「優勝を期待されているのはわかっている。今週はバーディ合戦を勝ち抜かなければならない。グリーンセンターを狙うような安全運転では勝てない。今日はチャンスについても下りのラインだったり目がきつかったりして、アグレッシブにパットを打つことが出来なかった」と順位を上げながら、内容には不満が残ったタイガー。
そのせいかすっきりしない自分のゴルフ以上に気になったのが、1つ前の組で回っていたジェイブ・クルーガー(南ア)のこと。クルーガーはこの日8バーディ(1ボギー)を量産して通算12アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に立ったロバート・ギャリガス(米)に2打差の単独2位に浮上したが、タイガーは「初めて彼のプレーを見たけれど本当に素晴らしかった」と26歳の新鋭を絶賛していた。
一方、単独トップに立ったギャリガスは2日連続の『64』に「パターの感触が良い」と賞金総額610万ドル(約5億円)のビッグイベント制覇を視野に入れる。「このままなら優勝スコアは30アンダーまで伸びてもおかしくない。初日出遅れながら残りの54ホールを32アンダーで回ったこともあるし、バーディ合戦は望むところ。タイガーだって恐れることはない。このままパットが入り続ければ誰も自分に追いつくことは出来ない」と早くも逃げ切りVに意欲を見せている。
初日トップ発進のトロイ・マッテソン(米)は通算10アンダーでグレッグ・チャーマーズ(豪)と並ぶ3位タイに後退。タイガーと同じ5位タイにケビン・ナ(米)らがつけ、ディフェンディング・チャンピオンのボ・バン・ペルト(米)は通算7アンダー11位タイにつけている。
また日本勢唯一出場の小林正則は3バーディ、3ボギーのイーブンパー71と平凡なスコアで通算2アンダー。初日の21位タイから36位タイに後退した。