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海外男子

タイガー猛追も一歩及ばず N.ワトニー大逆転V!

2012年10月28日(日)午後7:43

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「ビッグスコアで上位を追いつめる」と宣言して最終日をスタートさせたタイガー・ウッズ(米)が、その言葉通り猛烈な追い上げを見せたが結果は一歩及ばず。ニック・ワトニー(米)が大逆転で優勝をさらった。

 米男子ツアーとアジアンツアーが共催し総勢48人のエリートフィールドで競ったCIMBアジア・パシフィック・クラシック最終ラウンド(現地時間28日/マレーシア、ザ・マインズリゾート&GC)はまれに見るバーディ合戦となり、この日だけで11バーディ(1ボギー)を量産したワトニーが10アンダー61をマーク。通算22アンダーまでスコアを伸ばし前日の7位タイから逆転で今季2勝目を飾り優勝賞金130万ドル(約1億円)を獲得した。

 前日のボ・バン・ペルト(米)に続きワトニーも最終ホールでバーディなら夢の50台(59)が飛び出すところだった。しかし18番をボギーとし50台はならず。それでも2位タイに食い込んだディフェンディング・チャンピオンのバン・ペルト(米)とロバート・ギャリガス(米)に1打差をつけ先頭でゴールを駆け抜け、逆転Vを狙ったタイガーの野望をも打ち砕いた。

 首位タイからスタートしたバン・ペルトとギャリガスが思うようにスコアを伸ばせず苦戦する中、前日10位タイのタイガーが猛チャージを開始。出だし3ホール連続バーディで波に乗ると、10番までに6つスコアを伸ばし激しく上位を追いつめる。後半バーディが途切れたが終盤の16番&17番連続バーディで8アンダー63のビッグスコアを叩き出した。結果的には勝ったワトニーに3打差の通算19アンダー4位タイで4日間の競技を終えシーズン4勝目はお預けとなったが、いつ勝ってもおかしくないゴルフの内容に本人も納得した様子だった。

 一方、日本勢唯一出場の小林正則は6バーディ、3ボギーの3アンダー68で回り、通算10アンダー26位タイで終戦。小林は次週も中国で行われるWGC-HSBCチャンピオンズ(現地時間11月1?4日/中国、ミッション・ヒルズGC オラサバルC)に参戦し、世界の強豪と相見えることになる。

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