タイガー、パット開眼!? P.ミケルソンはまたもドライバーなし作戦
2013年8月8日(木)午前10:54
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タイガー・ウッズ(米)がメジャー15勝目に向けて今季最後の舞台に挑む。
米男子ツアー今季メジャー最終戦の第95回 全米プロゴルフ選手権(現地時間8?11日/ニューヨーク州、オークヒルCC)がいよいよ開幕する。注目はもちろん前哨戦となった前週のWGC-ブリヂストン招待で7打差圧勝を飾り、今季5勝と絶好調のタイガーだ。2008年の全米オープン以来となるメジャー15勝目を狙う。
大会前には親友にしてパットの“名手”スティーブ・ストリッカー(米)からパッティングレッスンを受けた。「すごくベーシックなことだよ。アライメントで肩が少し左を向いていたんだ」というストリッカーからの助言で何かをつかんだ様子。3月にも同様にストリッカーにアドバイスを受けた直後にWGC-キャデラック選手権で優勝するなど、その効果は劇的なだけに今回も期待は大きい。帝王ジャック・ニクラウスが持つメジャー最多の18勝に追いつき追い越すためにも、今度のチャンスは逃したくないに違いない。
ライバルのフィル・ミケルソン(米)も万全の態勢を整えている。2位タイとなった全米オープン、優勝した全英オープン同様にドライバーを封印。“フランケン・ウッド”と名づけた特注3Wを武器にショットの精度を優先させる作戦に出た。
「ティーショットで20ヤード(ドライバーより)飛ばないが、とにかくミスを少なくしてボールをフェアウェイに置きたい。もちろんグリーンを狙う(ウェッジ)も増やしたけど、一番大事なのはフェアウェイキープだからね」とオークヒルCC対策を語ったミケルソン。全英オープンに続く、シーズン2つ目のメジャータイトルとなるだろうか。
連覇を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)やメジャー未勝利のルーク・ドナルド(英)、リー・ウェストウッド(英)、今季好調のブラント・スネデカー(米)らも虎視眈々と狙っているシーズン最後のメジャー。果たしてどんな展開が待っているのか。いずれにしても激戦が予想される。
日本勢は、松山英樹、石川遼、藤田寛之、井戸木鴻樹の4人が参戦。来季の米ツアー出場権をかけての戦いでもある松山、石川はエンジン全開だ。また、昨季国内男子ツアー賞金王の藤田は粘り強いプレーでまずは予選通過を狙う。5月のシニアPGA選手権で優勝し、51歳にして初めてレギュラーツアーのメジャー挑戦権を得た井戸木も、若く飛距離のある選手たちの中で正確性を武器に上位に食い込みたいところだ。
≪全米プロゴルフ選手権放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/pgachamp2013/