タイガー欠場の理由は蓄積疲労
2012年11月3日(土)午前10:18
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世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズ(中国、ミッション・ヒルズGC オラサバルC)を欠場し、スポンサーから批判されているタイガー・ウッズ(米)が欠場の理由と来季のスケジュールについて言及した。
「批判するのは簡単だが、連戦の中で次のトーナメントに備えるというのは非常に大変なこと。プレーオフシリーズがあってライダーカップがあって、(本人にとっての)オフシーズンに入っても色々な試合に出なければならなかった。そろそろ体を休めないと蓄積疲労を癒すことが出来なくなってしまう。まだ自分の試合(本人が主宰するワールド・チャレンジ)が残っているしこの辺で休みたい」とタイガー。
月末に開催されるワールド・チャレンジ(現地時間11月29?12月2日/カリフォルニア州、シャーウッドCC)を含めると、今季タイガーは24試合に出場する計算になる。これだけの試合数をこなしたのは2005年以来だ。
来季については「アブダビHSBC選手権(現地時間2013年1月17?20日/UAE、アブダビGC)から始動する」と明言し、2013年も米男子ツアーの開幕戦で前年のツアー優勝者のみに出場が許されるヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ハワイ、プランテーション・コース at カパルア)を欠場することを示唆した。
世界ランク2位のタイガーだけでなく、同ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)もWGC-HSBCチャンピオンズを欠場したことに関し、HSBCグループの代表ジルス・モーガン氏は「ガッカリしている」と語り、「WGCをアジアで開催することにはゴルフ界にとって大きな意味がある。世界ゴルフ選手権と銘打つからには世界のベストが集結しなければならないのに彼らの欠場には落胆している」と苦言を呈した。
一方のタイガーはモーガン氏の落胆をよそに「今年は3勝出来たし、かなり進歩が見られたと思う。去年は賞金ランク127位だったのが今年は2位。健康面の心配もないので来年が非常に楽しみ。ゴルフの状態も良くなっているしメジャーを獲るチャンスも増えるはず」と来季の展望に瞳を輝かせた。