3年連続マスターズ出場を目指す松山英樹がピンチに陥った。

　第4回アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権は現地時間3日、タイのアマタスプリングCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日からトップを走る14歳のグアン・ティンラン（中）は、スコアを伸ばせなかったものの通算14アンダーをキープし、後続に2打差をつけ完全優勝に王手をかけた。

　上位がスコアを伸ばしたムービングデー。勝てば来季のマスターズ出場切符が手に入る大事な試合で、松山はバーディを先行させたが伸び悩み、4バーディ、2ボギーの2アンダー70にとどまった。通算6アンダーは堀川未来夢と同じ6位タイと順位的には前日より1ランクのアップ。しかしグアンとの差は縮まらず、最終日は8打のビハインドから3連覇を目指さなければならない。だが、たとえチャンスは少なくとも、松山には全力を尽くして大逆転優勝を期待したい。

　その他の日本勢は、通算3オーバー26位タイに佐藤太平がつけたが、加藤龍太郎と小西健太はともに通算10オーバー49位タイに低迷している。