大荒れブルーモンスターで松山、タイガーらと同じ25位タイ
2014年3月8日(土)午前9:41
牙を剥いたニューブルーモンスター相手に松山英樹が踏ん張っている。
世界ランク上位のプレーヤーだけが出場を許された世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)は現地時間7日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。コース改修を施され難易度を増したブルーモンスターに強風が吹き荒れたこの日、初日以上にトッププレーヤーたちがスコアメイクに苦戦した。
「まるで全米オープンのようなセッティングだ」「この風にこのグリーンの硬さ。タフ以外の言葉が思い浮かばない」「こんなに風が強いの全英オープン以外では経験したことがない」と選手たちが口々に“愚痴”を漏らす中、黙々と自分のプレーに集中した松山だったが、出だしの1番からパーセーブを逃し前半は2ボギー、1ダブルボギーの4オーバー40を叩いてしまう。
しかし後半はなんとかボギーのあとにはバーディを奪って盛り返し3バーディ、4ボギーの1オーバー37に収め5オーバー77でフィニッシュ。通算5オーバーはディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)、世界ランク3位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、フィル・ミケルソン(米)らと並ぶ25位タイとまずまずの位置に踏みとどまった。
強風はショットだけではなくグリーン上でのプレーにも大きな影響を及ぼす。松山得意のパットが不発だったのも風の影響があったことは否めない。だが首位に並んだアメリカ勢4人(パトリック・リード、ダスティン・ジョンソン、マット・クーチャー、ハンター・メイハン)とはまだ5ストロークしか離されていない。コンディションがタフなほど実力を発揮するタイプの松山のこと。残り2日の戦いが楽しみだ。