B.ランガー失速でT.レーマン逆転年間王者王手!
2012年11月4日(日)午前9:57
成績をポイントに換算し年間王者を決定するチャールズ・シュワブカップ(米男子ツアーのフェデックスカップに当たる)は2001年に設定され、これまで2年連続で同タイトルを獲得した選手はいない。だが昨年の年間王者トム・レーマン(米)に初の連覇の可能性が出てきた。
賞金ランキングトップ30だけに出場が許される米チャンピオンズツアー最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権(アリゾナ州、デザートマウンテンC)は現地時間3日、第3ラウンドの競技を終了。前日単独2位につけたレーマンがノーボギーの8アンダー62をマーク。シニア入りしてからのキャリアベストで通算17アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。
現在チャールズ・シュワブカップ選手権のポイントランク1位のベルンハルト・ランガー(独)はスコアを伸ばせず通算6アンダー10位タイに後退しており、このままランガーが上位を外しレーマンが優勝すれば逆転で2年連続年間王者に輝くことになる。
しかし「絶対に諦めない精神力が自分の武器」というランガーだけに最後まで何があるかわからない。「ベストを尽くす」という彼を賞金レースでレーマンが逆転する可能性はもうない。ランガーのダブルタイトル獲得か? あるいはレーマンの2年連続年間王者か? 最終日もアグレッシブなバーディ合戦が見られそうだ。
その他上位陣はレーマンに1打差の単独2位にフレッド・カプルス(米)がつけ、通算15アンダー単独3位に前日のトーナメントリーダー、ジェイ・ハース(米)。現在賞金ランク2位のマイケル・アレン(米)はランガーと同じ通算6アンダー10位タイにとどまっている。