ダンロップスポーツ株式会社は1日、東京都・千代田区のホテルで会見を行い、今年4月にプロ転向した東北福祉大（4年）の松山英樹とゴルフ用具の使用契約を締結したと発表した。契約期間は明らかになっていない。

　東北福祉大の制服で会見場に姿を現した松山は、複数社のオファーの中から同社との契約を決めた理由として「ジュニア時代から使っているスリクソンは、自分にとって愛着や信頼がある」と慣れ親しんだクラブであることを認めた上で、「今年プロデビューをし、2勝を挙げることができ、初めての全米オープンでは10位の成績を残すことができた。クラブもボールもイメージをしっかりと受け止めてくれ、難しいセッティングにもしっかりとサポートしてくれる。これから世界のツアーで戦っていくために、最も信頼して使える道具だと思ってる」と、プロ転向後7試合連続（全米オープン含む）でトップ10入りを果たすなど好成績を残していることが契約の後押しになったようだ。

　また、「メジャー制覇という目標に向かってこれからダンロップスポーツと一緒に戦っていきたい」と、共に世界のトップを目指すことを誓った松山。注目の米ツアーへの本格参戦については、「できるだけ早く。これから全英オープンを含め3試合以上に出場予定ですが、シード権を獲るのが今の目標」と、早めの本格参戦への意思を明言した。

　今季はマスターズ、全米オープンに続き、全英オープン（現地時間7月18?21日／スコットランド、ミュアフィールド）と全米プロゴルフ選手権（8月8?11日／ニューヨーク、オークヒルCC）と4大メジャー大会すべてに出場することが決まっている松山。プロデビューイヤーではあるが、大きな目標に向かって飛躍の1年になるにちがいない。

　尚、契約したゴルフ用品は、ボール、クラブ、キャディバッグ、ヘッドウェア、グローブ、シューズ等となっている。