石川遼、2打差2位タイ好発進! 連覇狙うアマ松山は39位タイ
2012年11月8日(木)午後5:08
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズが8日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に開幕。7アンダー65をマークした松村道央が単独トップに立つ中、2010年の大会王者で2年ぶりの勝利を目指す石川遼が2打差の2位タイと好スタートを切った。連覇を狙うアマチュアの松山英樹はイーブンパー72に回って39位タイ発進となっている。
2010年の本大会以来となるツアー10勝目を狙う石川が会心のゴルフで見せた。インスタートの前半、出だしの11番で幸先良くバーディを奪うと、18番パー5では第2打をピンに3メートルの位置につけてバーディ奪取。3アンダーで折り返した後半は、3番、4番、6番でバーディを重ね、7番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、パー5の4ホールすべてでスコアを伸ばす着実なゴルフで5アンダー67をマークした。ルーキーの藤本佳則、久保谷健一、岩田寛、ブレンダン・ジョーンズ(豪)と共に、8バーディ、1ボギーでラウンドした単独首位の松村に2打差の2位タイにつけた。
ツアー史上初のアマチュア大会連覇に挑む松山は、先週のアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権で3連覇を逃し来季マスターズの出場権を獲得できなかった。その悔しさを糧に勝利に意気込んで臨んだ初日は、序盤の11番、12番でイーグル、バーディを連続で奪い最高の立ち上がりを見せるも、その後3ボギーを叩いてイーブンパー72どまり。谷口徹、宮里聖志、高山忠洋らと並び首位と7打差の39位タイとやや出遅れている。
その他上位陣は、シニアで活躍する室田淳が4アンダー68で回り小田龍一らと共に7位タイ。宮里優作、前週優勝のハン・リー(米)らが3アンダー69のプレーで10位タイにつけ、2アンダー70の14位タイに近藤共弘、武藤俊憲らが続いている。
一方で、現在賞金ランク首位の藤田寛之と昨季賞金王のベ・サンムン(韓)が1オーバー73のラウンドで57位タイ、ベテランの片山晋呉は3オーバー75を叩いて70位タイと苦しい初日となった。