石川が単独首位浮上、2年ぶりVに王手! アマ松山は単独7位
2012年11月10日(土)午後4:40
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは10日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。2年ぶりの優勝を目指す石川遼が3アンダー69で回り、通算11アンダーまでスコアを伸ばして今季初となる単独トップに躍り出た。連覇を狙うアマチュアの松山英樹は6アンダー66の好スコアをマークして通算8アンダー単独7位に急浮上している。
2010年の本大会優勝以来、2年ぶりの勝利を狙う石川は前半こそ1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせなかったが、10番をボギーとした後の11番、12番で連続バーディを奪取。勝負どころの上がり3ホールでも、16番をバーディとすると、最終18番でもバーディを奪って単独トップに浮上。今季初めてリーダーボードの最上段から最終日を迎えることとなった。
アマチュアとしてツアー史上初の大会連覇に挑む松山は27位タイでスタートしたこの日、前半に3つのバーディ(1ボギー)を奪って2アンダーで折り返すと、後半出だしの10番、11番で連続バーディ。さらに14番、18番でバーディを重ねて6アンダー66でホールアウトし、通算8アンダーまでスコアを伸ばして首位に3打差の単独7位まで一気に順位を上げた。
その他上位陣は、首位の石川に1打差の2位タイに松村道央、金度勲(韓)、ハン・リー(米)の3人、さらに1打差の5位タイに藤本佳則、I・J・ジャン(韓)がつけ、通算7アンダー8位タイに久保谷健一、黄重坤(韓)が続いている。この日一時首位に立ったベテランの室田淳は通算6アンダー10位タイにつけている。
一方で賞金王レースをけん引する藤田寛之は通算2オーバー51位タイ、賞金ランク2位の谷口徹は通算1アンダー41位タイと下位に低迷している。