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国内男子

石川遼が2年ぶりV! 通算10勝最年少記録を更新

2012年11月11日(日)午後5:33

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 国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは11日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップに浮上した石川遼が7バーディ、3ボギーの4アンダー68で回り、通算15アンダーで逃げ切って2年ぶりの優勝を手にした。この勝利でツアー最年少記録での通算10勝目を飾っている。

 今季初めて首位で最終日を迎えた石川は、前半からショットが抜群のキレを見せ、3番、6番でバーディを奪うと、後半も出だしの10番から3連続バーディ。ここで通算16アンダーまでスコアを伸ばした石川は一時2位に4ストローク差をつけ独走態勢に入ったかに思われた。

 ところが雨が降り出してからは13番でボギー、さらに16番、17番で連続ボギーを叩いて後続の追い上げに遭う。それでも優勝を渇望する石川は、2位の松村道央と1打差で迎えた最終18番でしっかりバーディを奪って待望の今季初勝利をつかんだ。

 実に2年前の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の優勝を飾った石川。優勝インタビューでは苦しんだ2年間について聞かれ、涙をうかべながら「全然つらくなかったですね」と強がって見せると、「優勝の味というか感触を忘れていました。嬉しいですけど実感がない。不思議な感覚です」と控えめなコメントを残した。それでも「来週、再来週、最終戦でもう1つ勝てるように頑張ります」と完全復活に意欲を見せた。

 21歳1か月24日でのツアー通算10勝目は、先月池田勇太がキヤノンオープンでマークした26歳9か月16日という最年少記録を5歳以上も更新。さらに賞金3,000万円を獲得し、史上最速で生涯獲得賞金額6億円を突破した。

 また、アマチュアとしてツアー史上初の大会連覇に挑んだアマチュアの松山英樹は、前半を1オーバーで回るも、後半の11番でイーグルを奪うと、14番、16番、17番でバーディを重ねて3アンダー69でフィニッシュ。通算11アンダーとし、2週連続優勝を狙ったハン・リー(米)と並び4位タイで大会を終えた。

 その他上位陣は、上がり2ホールで連続バーディを奪うなど石川を最後まで追い詰めた松村が、1打差の単独2位。ルーキーの藤本佳則が通算12アンダー単独3位に入った。賞金ランク首位の藤田寛之は通算2アンダー33位タイ、同ランク2位の谷口徹は通算1オーバー44位タイで4日間の競技を終えている。

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