タイガー、スタートダッシュならず R.マキロイ22位タイ
2013年8月9日(金)午前11:56
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前週のWGC-ブリヂストン招待で圧勝し、現地入りしてからも親友のスティーブ・ストリッカー(米)からパッティングを修正してもらうなど、盤石の態勢で今季メジャー最終戦に臨んだタイガー・ウッズ(米)だったが、ニューヨーク州オークヒルCCを舞台に行われた第95回 全米プロゴルフ選手権は、思うようなプレーができず第1ラウンド(現地時間8日)を終了した。
10番からスタートしたタイガーはこの日、2バーディとスコアを伸ばして前半を折り返したが、4番パー5でボギーを叩くと、最終9番パー4でもラフとバンカーにつかまり痛恨のダブルボギー。1オーバー71(2バーディ、1ボギー、1ダブルボギー)と納得のいかないゴルフでトーナメントリーダーのアダム・スコット(豪)&ジム・フューリック(米)に6打差、50位タイと大きく出遅れた。
悪戦苦闘のラウンドを終え「簡単にアンダーパーが出る内容ではなかった」と苦笑したタイガー。2008年の全米オープン以来となるメジャー通算15勝目への道は、またしても険しいものになっている。
対照的に、今季スランプに陥っているディフェンディング・チャンピオンのローリー・マキロイ(北アイルランド)には明るい兆しが見えてきた。出だし4ホールで3つのバーディを奪う幸先の良いスタートを切ると、出入りの激しいゴルフながら1アンダー69(5バーディ、4ボギー)にスコアをまとめ、石川遼と同じ22位タイ。首位タイとは4打差で、大会連覇を狙える好位置を確保した。
昨季大会でメジャー通算2勝目を飾り、世界ランキングNo.1に上り詰めた世代の旗手が、クラブ契約を変えたことで苦しみ続けた2013年シーズン。焦りは禁物だが、そろそろ結果を出して復活したいところだ。
≪全米プロゴルフ選手権放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/pgachamp2013/