L.ドナルドが日本初優勝に王手! 石川は35位タイに後退
2012年11月17日(土)午後5:13
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国内最高峰の賞金総額を誇る国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメントは17日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップに立った世界ランキング3位のルーク・ドナルド(英)が、通算13アンダーで単独首位の座をキープ。19位タイスタートの石川遼は2つスコアを落とし通算イーブンパー35位タイに後退している。
後続に4打差をつける独走態勢から決勝ラウンドを迎えたドナルドは、2番でボギーを叩くが直後の3番ですぐさまバーディを奪い返すと、8番でもバーディ奪取に成功し1アンダーで折り返す。後半は1バーディ、2ボギーとスコアを落としイーブンパー71でのホールアウトとなるも、ライバル達も思うようにスコアを伸ばせず2位以下との差は4ストロークのまま。元世界ランクNo.1が日本ツアーでの初優勝に向けて盤石の態勢で最終日の戦いに臨む。
前日に19位タイまで順位を上げて初日の遅れをリカバーした石川。しかしムービンデーとなったこの日は一転、開始直後の1番パー4でダブルボギーを喫する苦しいスタートを切ると、その後もボギーを2つ叩くなど2オーバーでハーフターン。後半に2つのバーディを奪い盛り返すものの、序盤の躓きが響き結局2オーバー73でフィニッシュし、高山忠洋、宮里優作らと並ぶ通算イーブンパー35位タイに順位を下げた。
首位のドナルドから4打差の2位タイには前日に続き薗田峻輔の他、この日5バーディ、1ボギーをマークしたブレンダン・ジョーンズ(豪)が浮上。通算8アンダー4位タイに賞金ランキングトップの藤田寛之と小泉洋人がつけ、通算7アンダー6位タイにアマチュアの松山英樹、片山晋呉、河野晃一郎の3人が続いている。
一方、現在賞金ランク2位で藤田を追走する谷口徹は、逆転王座へ向けて巻き返しを図りたいところだったが4バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフで、通算1アンダーは前日と変わらず25位タイにとどまっている。