B.ワトソン首位キープ! 松山は暫定5位タイ、石川予選落ち確定
2014年2月1日(土)午前11:56
一昨年のマスターズ以来となるツアー通算5勝目を目指すブッバ・ワトソン(米)が快調にトーナメントを引っ張っている。
米男子ツアー、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間31日、アリゾナ州TPCスコッツデールを舞台に、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが再び日没が近づき順延が決定。そんな中、午前中の組で回ったワトソンがスコアを5つ伸ばし、通算12アンダーでホールアウトし、同じく通算12アンダーとしたマット・ジョーンズ(豪)と並び初日からの暫定トップの座を守り切った。
2打差の暫定3位タイにハリス・イングリッシュ(米)とグレッグ・チャーマーズ(豪)が続き、左手親指付け根のケガで2014年のスタートが遅れた松山英樹が第2ラウンドで4アンダー67をマークし、第1ラウンド終了時点の10位タイから暫定5位タイ(通算9アンダー)と優勝戦線に浮上。ツアー屈指の大ギャラリーが詰めかけることで知られる大会で“ヒデキ・マツヤマ”の名をアピールするチャンスが訪れた。
その他、松山と同じ暫定5位タイにパット・ペレス(米)とケビン・スタドラー(米)が並び、第2ラウンドで7アンダー64と爆発したブラント・スネデカー(米)が通算8アンダーで第1ラウンド終了時点の50位タイから暫定8位タイに大きく順位を上げた。
そしてギャラリーのお目当てであるディフェンディング・チャンピオンのフィル・ミケルソン(米)は初日出遅れ心配されたが、この日はノーボギーの4アンダー67と持ち直し、通算4アンダー暫定27位タイに浮上。「今日はグリーンを狙うショットの距離感が良かった。上には離されているけれど、このコースではハマれば爆発的スコアをマークすることが出来る。それに遅れを取った分、むしろ明日は午前中のまだグリーンが荒らされていない状態でプレー出来るのもアドバンテージ」とムービングデーのチャージに自信をのぞかせている。
昨季大会の第1ラウンドで惜しくも『59』を逃したものの、大会記録&自己ベストに並ぶ『60』を叩き出し、逃げ切りVを飾っているミケルソンにも大会連覇のチャンスがまだ残されているようだ。
もう1人の日本勢、石川遼は攻めのゴルフが裏目に出て7オーバー78の大叩き。通算7オーバー暫定127位で予選突破は絶望的な状況となっている。