K.ブラッドリー首位堅守! 石川は4試合連続予選突破
2013年5月18日(土)午前10:52
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2011年全米プロゴルフ選手権王者、キーガン・ブラッドリー(米)が単独トップの座を守る中、初日出遅れた石川遼が60台をマークし、出場4試合連続予選突破を果たした。
現地時間17日に行われた米男子ツアー、HPバイロン・ネルソン選手権の第2ラウンド(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)。初日怒濤のバーディラッシュで単独トップに立ったブラッドリーは、この日4バーディ、3ボギーの1アンダー69とややトーンダウンしながらも通算11アンダーで単独首位の座をキープ。2位タイに並ぶ2011年日本ツアー賞金王のベ・サンムン(韓)とトム・ギリス(米)に3打差をつけトップを独走している。
「この位置(首位)をキープしたいという気持ちが大きくて、精神的に難しい戦いを強いられたけれど、まずまずのラウンドだったと思う。課題のパターも今のところストロークで良くて、転がりの良い球を打てている。週末に向けて良いサイン」と2011年に記念すべきツアー初優勝を飾った思い出の大会での2度目の勝利に照準を合わせた。
しかし、このコースはハマると好スコアが続出するのが特徴。この日も55位タイから2位タイにジャンプアップしたギリスが7アンダー63をマークすれば、昨季のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)のジョン・ハー(米)は6アンダー64を叩き出し通算7アンダー4位タイに急浮上。初日120位タイと大きく出遅れていたエリク・コンプトン(米)も7アンダー63の猛チャージで通算5アンダー13位タイまで大きく順位を上げるなど、1日で展開が大きく変わっており週末も予断を許さない。
また上位にはメジャーチャンピオンの姿も。2年前のマスターズチャンピオン、チャール・シュワーツェル(南ア)が通算7アンダー4位タイにつければ、メジャー2勝のアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)も通算6アンダー7位タイの好位置を守っている。
一方、日本勢は明暗を分ける結果に。初日98位タイと出遅れていた石川遼はこの日パットが冴え、3バーディ、1ボギーの2アンダー68をマーク。通算1アンダーは53位タイの下位ながらマスターズ以降4試合連続で予選突破を果たしている。今田竜二は出だし3連続バーディで波に乗るかと思われたが、後半11番でボギー、14番でダブルボギー、17番パー3ではまさかのトリプルボギーを叩くなど乱れ、5バーディを奪いながら2日連続の1オーバー71。通算2オーバーはカットラインに2打足りない101位タイで決勝ラウンド進出を逃した。今季今田はシード権を持っておらず、今大会がシーズン4戦目(うち予選突破は1試合のみ)。依然として苦しい状況が続いている。
尚、史上最年少の14歳でマスターズに出場しローアマを獲得した話題のグアン・ティンラン(中)は5連続ボギーを叩くなど7オーバー77と崩れ、通算7オーバー147位タイで無念の予選落ちとなった。