石川ペース乱され後退… S.ガルシア『65』で奪首!
2014年4月5日(土)午前10:41
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ラストチャンスにかける石川遼のマスターズ(現地時間10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場に赤信号が灯った。
米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープンは現地時間4日、テキサス州のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位に4打差とまずまずのスタートを切った石川だったが、上位がスコアを伸ばしたこの日は1バーディ、3ボギーの2オーバー74にとどまり通算1アンダー55位タイに後退。2試合ぶりに予選を突破して決勝ラウンドで戦う権利を得たが、消化不良のラウンドとなってしまった。
前日、危なげないゴルフで落ち着いたプレーを続けていた石川だったが、第1ラウンド終了時点で同伴プレーヤーのニコラス・コルサーツ(ベルギー)が棄権。急遽、パドレイ・ハリントン(アイルランド)と2人きりで回ることとなった。ただでさえ待ち時間が多い中、途中ハリントンが左手を痛め応急処置を受けている間に後ろの組に抜かれるアクシデントも。結局、テンポ良くプレーしたいところペースを乱され、後半に2ボギーを叩いて上位浮上とはならなかった。
マスターズへの切符を獲得するためには優勝しかないため、現状で今季メジャー初戦出場は絶望的。しかし、今後のシーズンにつなげるためにも残り2日、石川には納得のいくプレーをしてもらいたい。
上位戦線は2日目にして大きく変動。この日1イーグル、5バーディの7アンダー65と爆発したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、通算12アンダーで前日の8位タイから単独トップに浮上した。午後組のマット・クーチャー(米)は、後半スコアを伸ばして一時ガルシアと並ぶ場面もあったが、最終ホールでボギーを叩いて5アンダー67でホールアウト。1打差の単独2位にとどまっている。
通算8アンダー3位タイに今季3勝のジミー・ウォーカー(米)、マット・ジョーンズ(豪)らが続き、通算7アンダー7位タイにベテランのスティーブ・ストリッカー(米)、ベン・カーティス(米)の2人。また、2アンダー70にスコアをまとめたフィル・ミケルソン(米)が通算6アンダー9位タイに浮上した他、リッキー・ファウラー(米)が通算4アンダーで前日の59位タイから18位タイに順位を上げている。
その他、アーニー・エルス(南ア)は通算イーブンパー70位タイでぎりぎり予選を突破したが、ジョーダン・スピース(米)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、マッテオ・マナセロ(伊)、イアン・ポルター(英)らは決勝ラウンド進出を逃している。