B.ウィークリー憧れの舞台でツアー5年ぶりV! 石川70位タイ
2013年5月27日(月)午前9:04
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ブー・ウィークリー(米)が憧れのベン・ホーガン所縁(ゆかり)のトーナメントで5年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルは現地時間26日、テキサス州のコロニアルCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。伝説のプレーヤー“ホーガンの小径”(コロニアルCCの愛称)に“ブーーー!”の歓声がこだました。ここ5年勝星から遠ざかっていたウィークリーが、1打差の2位タイからスタートした最終日に6バーディ、2ボギー、4アンダー66をマーク。通算14アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダー、マット・クーチャー(米)に1打差をつけ逆転でツアー通算3勝目を挙げた。
「現実じゃないみたいだ。憧れのホーガンの大会でトロフィに自分の名前を刻むことが出来たなんて……。これ以上の喜びはない」と感無量の表情を浮かべたウィークリー。フェアウェイキープ率、パーオン率ともに平均75パーセント前後と今週はショットが冴えまくった。しかも最終日はパットが好調。13番で6.5メートルのパットを捩じ込んで通算14アンダーまでスコアを伸ばしアドバンテージを奪うと、その後パーをセーブし続けて追いすがる後続を振り払った。
2007年、08年とベライゾン・ヘリテイジを連覇したウィークリーだが、その後ケガに悩まされじり貧状態。2011年には賞金ランク180位まで落ち、昨季もシード権ぎりぎり(125位以内)の121位で今季の出場権をかろうじてキープ。しかし体調が戻った今季はタンパベイ選手権で最終日に『63』と爆発し単独2位に食い込むなど、トップ10入りはこれで4回目。フェデックスカップのポイントランキングも6位に浮上し完全復活をアピールした。
その他上位陣では、連覇を狙ったザック・ジョンソン(米)が通算12アンダーで単独3位に食い込み、通算11アンダー4位タイにジョン・ロリンズ(米)、スコット・スターリングス(米)、マット・エブリー(米)の3人。注目の19歳ジョーダン・スピース(米)が通算10アンダーでティム・クラーク(南ア)らと共に7位タイに入っている。
5試合連続予選突破中の石川遼は4バーディ、6ボギーの出入りの激しい内容で2オーバー72を叩き、通算4オーバーは前日より5ランクアップしたものの、70位タイの下位で4日間の競技を終了。前週優勝のベ・サンムン(韓)は最終日に77と崩れ、通算6オーバーは最下位に並ぶ76位タイで終戦している。