起死回生の一発を狙う石川
2013年3月14日(木)午前9:34
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前週の米男子ツアー、プエルトリコ・オープンでは、3日目に猛チャージを見せ8位タイにつけながら最終日に失速、結局39位タイと平凡な成績に終わった石川遼。世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、WGC-キャデラック選手権と同週開催で、世界ランキング上位陣が出場していなかった同大会での尻すぼみの結果に落ち込んでいるかと思いきや、ひたすら前を向く石川にそんな暇はないようだ。すでに現地時間14日開幕のタンパベイ選手権(フロリダ州、インニスブルック・リゾート)に向けて気持ちを切り替えている。
石川が最大の目標としている今季最初のメジャー、マスターズ(現地4月11?14日、ジョージア州、オーガスタナショナルGC)まであとちょうど1か月。クラブ契約を一新しても問題はないといい続けている石川だが、なかなかうまくいかないというのが現実だろう。だが、悪戦苦闘しながらも何かをつかむことに期待したいところだ。
世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)、キャデラック選手権で完全優勝を飾ったNo.2のタイガー・ウッズ(米)は出場しないが、揃って3位タイに入っているアダム・スコット(豪)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)の2人が好調さそのままに乗り込んでくる。安定したショットが武器のルーク・ドナルド(英)やマーティン・カイマー(独)の元世界ランクNo.1たちも参戦。次週のアーノルド・パーマー招待(現地21?24日、フロリダ州、ベイヒルC&ロッジ)、そして大一番マスターズに向けて、いよいよ男たちの戦いは激しいものになっていく。