松山英樹と石川遼。来季の米男子ツアー出場権を切望する2人のライバル同士が現地時間25日開幕のRBCカナディアン・オープン（カナダ、グレンアビーGC）に揃って出場する。

　来季の出場権が得られるのは賞金ランキング125位以内。今季米ツアーを主戦場にプレーしている石川はこれまで19試合に出場しているが、手にした賞金はわずかに32万4,815ドル（約3,260万円）。同ランキング149位と苦しい戦いが続いている。

　一方の松山は全米オープン10位タイ、全英オープン6位タイとメジャー2試合でトップ10に入って荒稼ぎ。まだ米ツアーメンバーでないため正式な賞金ランキングには載らないが、ノンメンバーも加えた来季の出場権争いでは139位（獲得賞金41万7,907ドル／約4,190万円）に位置しており、石川よりも有利な立場にいる。いずれも残されたチャンスは少ない中、必死の戦いを繰り広げる。

　また、カナダのナショナルオープンでもある伝統ある大会とあって実力者たちも出場。好調が続くブラント・スネデカー（米）、マット・クーチャー（米）、ブッバ・ワトソン（米）の組や、前週のサンダーソンファーム選手権で復活優勝を遂げたウッディ・オースティン（米）とグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、ジム・フューリック（米）が一緒に回るのも楽しみだ。

　ディフェンディング・チャンピオンのスコット・ピアシー（米）はメジャー4勝のアーニー・エルス（南ア）、元世界ランキングNo.1のルーク・ドナルド（英）とのペアリング。前週の全英オープンでは最終日最終組でプレーしたが、全米オープンに続いて優勝できなかったハンター・メイハン（米）とダスティン・ジョンソン（米）、ビリー・ホースヘル（米）組にも注目だ。

≪RBCカナディアンオープン放送予定≫
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