初日は大混戦! 石川は首位に5打差70位タイ発進
2014年3月14日(金)午前11:15
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大混戦の中、石川遼が忍耐強いプレーを続けている。
米男子ツアーのフロリダシリーズ第3戦 バルスパー選手権(フロリダ州インニスブルック・リゾート)は現地時間13日、第1ラウンドの競技を終了。ただでさえツアー屈指の難易度を誇るパー71のコースであるうえに、凍えるような寒さと、冷たい風が吹きすさぶ難コンディションに誰もがスコアメイクに苦しんだ。
上位陣は、3アンダー68をマークしたマット・エブリー(米)、パット・ペレス(米)、グレッグ・チャーマーズ(豪)、ダニー・リー(ニュージーランド)の4人が首位を並走。1打差の5位タイでビル・ハース(米)、マッテオ・マナセロ(伊)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)ら7人がピタリと追走している。
この日2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー73で回った石川は、順位こそ70位タイと出遅れたように見えるが、首位グループとはたったの5打差。出場144選手の平均ストロークが72.6という状況の中、石川と同じスコアまでに97人がひしめく大混戦とあって、抜け出すチャンスを狙っている。
石川はこの日、フェアウェイキープ率38.46%、パーオン率44.44%とショットがなかなか定まらず、16番パー4ではティーショットを左に曲げてしまい、第2打も木の後ろから出すだけとなって4打目はグリーンオーバー。5オン、1パットのダブルボギーとしたのが大きく響いた。
それでも、キレることなく我慢のプレーを続けて70位タイ。米ツアー2年目とあって1打の重みを十分に知る者らしい内容で、残り3試合でのマスターズ(4月10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場権獲得に挑む。
その他の主な選手は、1アンダー70の12位タイにローリー・サバティーニ(南ア)、ピーター・ユーライン(米)がつけ、イーブンパー71の26位タイにジャスティン・ローズ(英)、ルーク・ドナルド(英)、ジョーダン・スピース(米)、ダレン・クラーク(北アイルランド)、ジム・フューリック(米)らが名を連ねている。
さらに1オーバー72の45位タイにアーニー・エルス(南ア)、ジェイソン・ダフナー(米)、ウェブ・シンプソン(米)、ハリス・イングリッシュ(米)、ブラント・スネデカー(米)ら。石川と同じ70位タイには、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、マット・クーチャー(米)、ビジェイ・シン(フィジー)ら実力者がつけており、今後の展開は全く予測がつかない。