石川、足踏みも3日目カット通過 R.ギャリガス堅首!
2014年3月16日(日)午前9:49
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上位浮上ならなかった石川遼だが、今後に向けた“ヒント”をつかんだようだ。
米男子ツアーのフロリダシリーズ第3戦 バルスパー選手権(フロリダ州インニスブルック・リゾート)は現地時間15日、第3ラウンドの競技を終了。前日カットラインぎりぎりの64位タイで決勝ラウンド進出を決めた石川は、出だしの1番パー5こそバーディを奪えなかったが、2つ目のパー5(5番)でアプローチを至近距離に寄せてバーディを先行させ、順調な滑り出しを見せた。
しかし、8番、9番でいずれも2、3メートルのパーパットを外して連続ボギー。さらに13番パー3ではティーショットが池につかまりダブルボギーを叩いてしまう。だが「絶対にやってはいけないミス」をして逆にスイングのヒントを「つかんだ」という石川は、続く14番パー5でこの日3つ目のバーディ奪取に成功。その後も安定したショットでスネークピット(蛇の穴)と呼ばれる難易度の高い、上がり数ホールを無難にパーで切り抜け1オーバー72をマークした。
前日予選突破者が規定より多かったため、3日目終了時点で70位タイに入らないと最終日に進むことは出来なかったが、通算4オーバー65位タイで2度目のカットも無事クリア。最終日はこの日のミスからつかんだヒントを生かし、1つでも上の順位を目指したい。
上位戦線は、前日トップに立ったロバート・ギャリガス(米)が後半苦しみながらも通算8アンダーにスコアをまとめ、単独2位のケビン・ナ(米)に1打差をつけトーナメントをリード。2年前プレーオフで惜敗を喫した雪辱を果たすべく、最終ラウンドに挑む。
その他、通算6アンダー単独3位にジョン・センデン(豪)、通算5アンダー単独4位にジャスティン・ローズ(英)が入り、この日7アンダー64と爆発したレティーフ・グーセン(南ア)が通算4アンダーとして前日の64位タイから5位タイに急浮上。歴代チャンピオンのひとり、ルーク・ドナルド(英)も通算3アンダーでマッテオ・マナセロ(伊)らと並び8位タイの好位置につけている。