石川が挑む米ルーキーイヤー最終戦
2013年9月26日(木)午前10:45
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石川遼が米ツアールーキーイヤーとなる2013年度を有終の美で飾ろうとしている。
今季からフル参戦しているレギュラーツアーでは来季のシード権を獲得できず、現在同ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)の入れ替え戦“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ”に出場している石川。レギュラーツアーのフェデックスカップポイントランキング126位から200位までの選手と、ウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランキング75位までの選手が激突するファイナルズは、来季のレギュラーツアー出場権『50』を争う熾烈なサバイバルレースだ。そのうち半分の「25」枠は、すでにウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランク上位25名が獲得しており、その25名を除いたファイナルズ4試合での獲得賞金上位25名に来季シード権が与えられる。
シリーズ初戦でまさかの予選落ちを喫した石川だが、続く第2戦で単独5位に食い込むと、第3戦でも7位タイに入り、最終戦を残して来季のシード権を確実なものにした。そのため、現地時間26日開幕の最終戦 ウェブ・ドット・コム・ツアー選手権(フロリダ州、ダイズ・バレーC)では余裕を持ってプレーすることができる。しかしここは下部ツアー。仮にもレギュラーツアーで優勝を狙うというのならこんなところで満足してはいられない。石川本人が一番それを実感しているだろう。10月から始まる来季に勢いをつけるためにも、“優勝”という二文字で今季を締めくくりたいところだ。
大会前日のプロアマは豪雨のために中断。アマチュアたちがプレーを断念したためラウンドできないアクシデントはあったが、その後向かった練習場では「パットがようやく以前のような調子に戻ってきた」と笑顔をのぞかせており、期待してもよさそうだ。