石川6位タイ浮上で米ツアー初Vチャンス! 松山27位タイ
2014年1月26日(日)午前10:24
得意のコースでタイガー・ウッズ(米)が『79』を叩き最終ラウンド進出を逃す中、石川遼がリーダーボードをジャンプアップ。いよいよアメリカ初Vが見えて来た。
米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間25日、カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC(サウスC)を舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日32位タイからスタートした石川は出だしの4ホールで3つのボギーを叩いてスタートダッシュに失敗。去年なら立ち直るきっかけをつかめずズルズルと後退したものだが、今年の石川はひと味違う。
5番、6番で連続バーディを奪うと9番もバーディとし、スコアを振り出しに戻して折り返すと、後半3バーディを奪って3アンダー69の好スコアをマーク。通算5アンダーまでスコアを伸ばし単独首位に立ったゲーリー・ウッドランド(米)と3打差の6位タイに急浮上。ツアー初Vを狙えるポジションをがっちりとキープした。
難コース、難コンディションに各選手ともスコアメイクに苦しみ、石川の3アンダーはこの日2番目に良いスコアだ。タイガーは3日目のカットに引っかかり戦線離脱。もうひとりの主役フィル・ミケルソン(米)が棄権を表明する中、次世代のヒーロー候補の石川のパッティングの精度は日に日に上がっている。我慢大会の展開が予想される最終日、石川にも初優勝のチャンスは十分ありそうだ。
一方、前日66位タイと下位で予選をクリアした松山英樹も健闘。4バーディ、2ボギーの2アンダー70で通算2アンダーとし27位タイに浮上。こちらも最終日次第でさらなる上位進出が期待される。
尚、谷原秀人はカットラインに1打足りず予選落ちを喫している。