S.スターリングス逆転V! 石川7位タイ、松山16位タイ
2014年1月27日(月)午前10:43
本命なき混戦を制したのはノーマークのスコット・スターリングス(米)だった。
米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間26日、カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC(サウスC)を舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートしたゲーリー・ウッドランド(米)が出だしからボギーを叩いて混戦に拍車がかかり、この日4アンダー68をマークしたスターリングスが通算9アンダーで逆転し、2年ぶりツアー通算3勝目を達成した。
1打差の2位タイに、サウスCでの今大会ベストスコア6アンダー66をマークした崔京周(韓)の他、ジェイソン・デイ(豪)、グラハム・デラート(カナダ)、パット・ペレス(米)、マーク・リーシュマン(豪)の面々が食い込み、期待の石川遼は通算7アンダーで2打及ばず、前日より1ランクダウンの7位タイで4日間の競技を終了した。
大会通算7勝を誇る本命のタイガー・ウッズ(米)が3日目でカット。地元出身のフィル・ミケルソン(米)が腰痛で棄権し、誰が勝ってもおかしくない展開となったが、石川も一時トップと1打差に迫り優勝戦線を盛り上げた。しかし最後はバーディの数で勝ったスターリングス(7バーディ、3ボギー)に先を越されアメリカ初Vはならなかった。
一方、予選ラウンドではパッとしなかった松山英樹が尻上がりに調子を上げ、6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。通算5アンダーで惜しくもトップ10入りは逃したものの、前日から11ランクアップの16位タイでフィニッシュ。同じく16位タイにキーガン・ブラッドリー(米)らが入った。
前日のトーナメントリーダー、ウッドランドは17番で痛恨のダブルボギーを叩いて2オーバー74と崩れ通算6アンダー。ノ・スンヨル(韓)、トレバー・イメルマン(南ア)らと並ぶ10位タイに終わっている。