石川ら5人がマスターズへ最後の挑戦!
2014年4月3日(木)午後0:39
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石川遼が、オーガスタ行きの最後の切符をかけて、米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン(現地時間3?6日/テキサス州ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン)に挑む。
次週に控えたマスターズ(10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)への出場権を持たず、同大会優勝にかける選手は少なくない。ツアー公式サイトでは、その中でも実力のある5選手を挙げており、石川もその一人として取り上げられている。一緒に名前が挙がっているのは、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、ジェフ・オギルビー(豪)のメジャー王者2人や、チャールズ・ハウエルIII(米)、マット・ジョーンズ(豪)といったいずれも劣らぬ実力者たちだ。
2戦前のアーノルド・パーマー招待では「4日間悪いプレーはなかった」と手応えを滲ませた石川。前週のバレロ・テキサス・オープンでは予選落ちを喫したが、本人の中では好調さ維持されているよう。条件は“優勝のみ”とかなり厳しいが、割り切って出来る分、気持ち的には楽な状態で挑めるはずだ。果たして6年連続での大舞台出場を己の力で手繰り寄せることが出来るか。
石川同様、マスターズ行きが危ぶまれているハリントンは、1999年から14年連続で出場してきており、その間にメジャー3勝の実績も上げている。マスターズでは02、08年の5位タイがベストフィニッシュで、これを含めてトップ10入りは4回。ちなみに石川とハリントンは、予選ラウンドを同組(あと一人はニコラス・コルサーツ/ベルギー)で回ることが決定している。
マスターズには過去7回出場で予選落ちのなかった06年全米オープン王者のオギルビーは、昨年大会に出場できず寂しい思いを味わった。11年には4位タイに入ったゴルフの“祭典”に再び挑戦するためにここで一発決めたいところ。また、マスターズの舞台があるジョージア州オーガスタ出身のハウエルも、02年から08年までマスターズに7年連続で出場したあとは12年に1度出場して19位タイとなったきり。昨年もあと一歩のところで出場を逃した。シェル・ヒューストン・オープンでは、昨年10位タイとコースとの相性は悪くないだけに、なんとか滑り込もうと必死の戦いを覚悟している。
マスターズ前哨戦にふさわしく、フィル・ミケルソン(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ジミー・ウォーカー(米)、ルーク・ドナルド(英)、マット・クーチャー(米)、アーニー・エルス(南ア)、ジョーダン・スピース(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ダスティン・ジョンソン(米)らも顔を揃え、戦いは激戦必至の様相だ。