石川、首位と4打差発進でマスターズ出場に望み
2014年4月4日(金)午前10:41
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マスターズ(現地時間10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場に向け、最後のチャンスにかける石川遼が、悪くないスタートを切った。
米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープンは現地時間3日、テキサス州のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンを舞台に第1ラウンドの競技を終了。大会初日は7アンダー65でプレーしたビル・ハース(米)とチャーリー・ホフマン(米)が首位を分け合った。だが、1打差3位タイにキーガン・ブラッドリー(米)、マット・クーチャー(米)ら5選手、2打差の8位タイにはスチュワート・シンク(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら10選手が控えており、1ストロークで大きく順位が変わる混戦模様となっている。
そんな中、10番からスタートした石川は、12番で1.5メートルのパットを沈めてバーディを先行させと、その後は忍耐強くパーを重ねて1アンダーで折り返す。後半は3番で4メートル、4番では1.2メートルのバーディパットを成功させて3アンダー69。パーオン率83.33%のアイアンの切れで首位とは4打差の38位タイとまずまずの位置につけた。6年連続でのマスターズ出場へはもはや“優勝”しかない石川。上位陣との差はわずかなだけに、まだまだ可能性は残っている。
石川同様、勝たなければ大一番に出られない大物2人は、パドレイ・ハリントン(アイルランド)が石川と同じ38位タイと可能性を残したのに対し、ジェフ・オギルビー(豪)は4オーバー76の140位タイと大きく出遅れた。
その他の主な選手は、4アンダー68の18位タイにフィル・ミケルソン(米)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、レティーフ・グーセン(南ア)、ウェブ・シンプソン(米)のメジャー王者たち。ミケルソンは前週「右半身の筋肉を痛めた」ことを理由に途中棄権して心配されていたが、この日はそれを払拭するプレーぶりだった。2シーズンぶりのツアーVを目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は2アンダー70で、ジョーダン・スピース(米)、リー・ウェストウッド(英)と並ぶ59位タイ、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ルーク・ドナルド(英)は1アンダー71の76位タイで初日の競技を終えている。