（写真提供:Getty Images）

　前日好発進を切った松山英樹だが、この日はスコアを落とし一歩後退した。

　米男子ツアーのノーザントラスト オープンは現地時間20日、カリフォルニア州のリビエラCCを舞台に第1ラウンドの続きと第2ラウンドを実施。しかし結局、1選手がホールアウト出来ないまま、この日の競技は日没サスペンデッドに終わった。暫定17位タイで出た松山は1オーバーの72で回り、通算イーブンパーの暫定26位タイに順位を落としている。

　前日すでに第1ラウンドを終えていた松山。1番バーディと好発進を切り、その後6ホールをパーで我慢したが、難関の8番＆9番で連続ボギー。10番では木の後ろからラインを見事に読み、ピンそばにピタリと寄せるスーパーショットでバーディを奪い、イーブンに戻す。パー3の14番はバンカーにつかまりボギーとなり、2バーディ、3ボギーで終えた。

【動画】石川遼、攻めの姿勢を見せた2日目　6番＆7番で連続バーディを奪うも…

　初日「77」と大きく出遅れた石川遼は、攻めるしかない第2ラウンドで果敢に攻めた。6番パー3では臆せずティーショットをピン奥2メートルにつけてバーディ、7番パー4では第2打をグリーンの傾斜を利用する巧みな技で寄せて連続バーディを奪うなど、前半を2アンダーで折り返し予選突破を争うライバル達を猛烈に追い上げる。

　11番もバーディでついに予選突破の可能性が見えたが、攻め急ぐ気持ちが逆に焦りを呼んだのか直後の12番、15番とティーショットがフェアウェイを捉えられずボギー。最終18番でも1つスコアを落とし、結果的に4バーディ、4ボギーのイーブンパー71で通算6オーバーとなり、カットラインに3打届かず（暫定103位タイ）。

　通算6アンダーの暫定単独首位に立ったのは、この日トップタイで出たレティーフ・グーセン（南ア）。多くの選手がスコアを崩す中、最終ホールで9メートル強のバーディパットを沈め、1アンダー70で耐えた。グラハム・デラート（カナダ）、ライアン・ムーア（米）、ジャスティン・トーマス（米）が1打差の暫定2位タイ。

　通算4アンダーの暫定単独5位には、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）。また、ディフェンディング・チャンピオンのバッバ・ワトソン（米）が、1イーグルを含む2アンダー69でラウンドし通算3アンダーでジョーダン・スピース（米）、ポール・ケイシー（英）らと並ぶ、通算3アンダー暫定6位タイに浮上してきた。

　昨年は2012年のマスターズ以来2年ぶりの勝利に、妻アンジーさん、息子キャレブ君と抱き合って喜びを分かち合ったワトソン。今季もここまで公式戦3試合に出場して、優勝1回、2位（タイ）1回、トップ10が1回と、抜群の強さを見せており、大会前のパワーランキング（優勝予想）でもトップに名を連ねている。

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「ノーザントラスト オープン」予選ラウンドを生中継！

1926年にロサンゼルスオープンとしてスタートした大会。1987年以降の20年間は日産自動車がスポンサーとなっていたため、日本のゴルフファンにもなじみが深い。今年は松山英樹＆石川遼の参戦が決定！

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