B.ランガー8打差独走! 日本勢は低迷
2014年7月27日(日)午後0:11
シニア最強のベルンハルト・ランガー(独)が完全優勝に王手をかけた。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー最終戦、全英シニアオープンは現地時間26日、ウェールズのロイヤルポースコールGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るランガーが3アンダー68をマークし、通算14アンダーで単独トップの座をキープ。この日5アンダー66の好スコアで単独2位に浮上したリック・ギブソン(カナダ/通算6アンダー)に8ストロークの大差をつけ、記録的大勝に一歩近づいた。
「まだ残り18ホールあるけれど、まず第一段階はクリア出来た。でも油断は禁物。明日も凡ミスは避け、賢い攻めのゴルフを貫きたい」とランガー。昨年タイトル目前まで行きながらプレーオフで敗れた悔しさを晴らすためにも最終日は他を圧倒する強さを見せつけたい。
一方、単独2位に浮上したギブソンは「もちろんランガーが優位なことに変わりはないけれど、リンクスに風が吹いたら何が起きるかわからない」とコメント。最後まで諦めない姿勢を貫いている。
その他通算5アンダー単独3位にボブ・ツウェイ(米)がつけ、通算4アンダー4位タイにトム・ワトソン(米)、スコット・ダンラップ(米)、クリス・ウィリアムス(英)の面々。メジャー3連勝がかかるコリン・モンゴメリー(スコットランド)は前半快調にスコアを伸ばしたが後半崩れ1オーバー72にとどまり通算3アンダー。前日の2位タイからフレッド・カプルス(米)らと並ぶ7位タイに後退している。
日本勢は2オーバー73で回った友利勝良が通算5オーバー36位タイにつけたのが最高。シニアPGA選手権チャンピオンの井戸木鴻樹は1オーバー72にまとめたが通算6オーバー44位タイにとどまっている。
また、予選会を勝ち上がった植田浩史はスコアを4つ落とし通算8オーバー58位タイに後退。奥田靖己は通算10オーバー65位タイに低迷している。