米チャンピオンズツアーのケベックチャンピオンシップは現地時間7日、カナダのラ・タンペットGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンで前日トップに立ったエステバン・トレド（メキシコ）が伸び悩む中、8アンダー64で回ったウェス・ショートJr.（米）が通算15アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー初優勝を達成した。

　ショートJr.は前半こそ1バーディ、ノーボギーとおとなしいゴルフに終始したが後半一気に大爆発。バックナインで1イーグル、5バーディを奪って初の栄冠に上り詰めた。この日は「64」をマークした選手がもうひとり。先日のボーイング・クラシックでツアー初優勝を飾ったスコット・ダンラップ（米）は9番、18番とイーグルに成功してトップに迫ったが、1打及ばず単独2位に終わっている。

　そろって首位から出たトレド＆ブラッド・ファクソン（米）はともに1アンダー71に終わり通算11アンダー3位タイ止まり。通算10アンダー5位タイにカーク・トリプレット（米）とジム・カーター（米）、通算9アンダー7位タイにジェイ・ハース（米）、デビッド・フロスト（南ア）、ローレン・ロバーツ（米）が続いた。一方、前週のショー・チャリティ・クラシックでプレーオフ負けしたものの、大会前のパワーランキング（優勝予想）1位だったビリー・アンドレード（米）は通算4アンダー32位タイで3日間の競技を終えている。