C.シフォード氏が大統領自由勲章を受賞 PGA初の有色人選手
2014年11月26日(水)午後1:53
現地時間24日、ホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)のチャーリー・シフォード氏を含む18名の民間人が、バラク・オバマ米大統領から大統領自由勲章を授与された。
「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」に贈られる同賞。今年はスポーツや芸術、エンターテインメント、そして政治の世界で功績を残した18名が選ばれ、ホワイトハウスのイーストルームに招かれた。
現在92歳のシフォード氏は、1961年に白人のみというメンバー条項が撤廃されたことを受けて、PGAの大会で戦った最初の有色人選手。その功績から“ゴルフ界のジャッキー・ロビンソン(野球の米メジャーリーグで史上初の黒人選手)”とも称される。2004年には世界ゴルフ殿堂入りも果たした。
受賞に際し「今回のメダルはメジャーの世界でプレーするのに比べてどうか」と質問されたシフォード氏は「比べられるようなものではない。今日はとても心躍る日だ。偉大な人たちが一堂に会したんだ。最高だね」と語ったという。ゴルフ界で同賞を授与されたのは、アーノルド・パーマー(04年)、ジャック・ニクラウス(05年)に続き、同氏が3人目だった。
尚、シフォード氏の他には、ミュージシャンのスティービー・ワンダー氏や、女優のメリル・ストリープ氏、ジャーナリストのトム・ブロコウ氏、作家のイサベル・アジェンデ氏などが同賞を受賞している。