全米プロゴルフ選手権やライダーカップ、米国のティーチングプロたちを統括するPGAオブ・アメリカの新たな幹部に、女性として初めてスージー・ホエーリー氏が選出されたことがわかった。

　初の女性幹部となるホエーリー氏は現在48歳。2003年には女子プロゴルファーとしてベーブ・ザハリアス以来58年ぶりとなる、男子トーナメントに予選を通過しての出場を果たし話題となった。その後はコネチカット州でゴルフアカデミーを開くなどの活動を行っており、2児の母でもある。

　今回は3人がノミネートされ、1回目の投票で同氏が過半数以上となる114票を獲得。「今日は自分、家族、コネチカットにいるメンバーにとって、とても素晴らしい日になりました。この団体は長期的な計画をしっかりと持っており、その一部となれることに興奮しています」と喜びを表した。

　さらにホエーリー氏は今後2年間幹部として過ごした後、承認されれば副代表、代表、名誉代表の職に就く可能性もあるとのことで、100年に近い歴史を持つPGAオブ・アメリカにおいて大きな転換の日となった。