シード権確保に正念場の石川、3戦連続の予選通過も…「やはり優勝争いを目指したい」
2015年7月22日(水)午前10:53
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(写真提供:Getty Images)
米男子ツアーのRBCカナディアンオープンは現地時間23日、カナダのグレンアビーを舞台に開幕。来季のシード権確保を目指す石川遼が上位フィニッシュを狙う。
現在フェデックスポイントランキングで137位に沈む石川。ここ3戦連続で予選通過を果たしてはいるが、シード権を得られる125位以内に食い込むため、またプレーオフシリーズ出場権獲得という意味でもそろそろ大きな結果を残したい。前週のバーバソルチャンピオンシップでは4日連続のアンダーパーで23位タイに入ったが、6月の全米オープンから6連戦目となる今大会ではどこまで上位に食い込めるだろうか。
「先週4日間を振り返って、気持ちの部分が大きいんじゃないかと思っていたが、決してそれだけじゃなかったなと。もちろん気持ちで負けてはいけないが、支えとなるのは技術というか安定感。気持ちだけでは良いスコアは出せない。先週の3日目、4日目である程度良いショットが打てたので、その時のようなショットの内容を目指していけば予選は通れるんじゃないかと思う」
そう語る石川だが「やはり優勝争いを目指したい」というのが本音。「先週の3日目、4日目はチャンスを決め切れなかったが、それでも順位が落ちなかったし、ショットの内容はかなり良かったかなと思う。優先事項としてはそこが大事だが、パッティングもまずはスピード感を合わせていくのが先決。それが出来れば優勝争いを目指せると思う」と意気込みを見せている。
昨季大会はティム・クラーク(南ア)が4年ぶりの白星でツアー通算2勝目を獲得。同選手が連覇を目指す今季は、前週の全英オープンゴルフ選手権で1打差の4位タイとなったジェイソン・デイ(豪)や同12位タイのルーク・ドナルド(英)ら強豪がタイトル獲得を目指してしのぎを削る。また、同大会で予選落ちを喫したバッバ・ワトソン(米)のプレーからも目が離せない。なお、同18位タイの松山英樹は国内ツアー参戦により不在となる。
今大会にはそのほか、全英で10位タイのブルックス・ケプカ(米)やバーバソルチャンピオンシップを制したスコット・ピアシー(米)も参戦。一方、2003年のマスターズでカナダ人として初のメジャー王者となったマイク・ウィアーは、個人的な理由により無期限の休養を取ると17日に発表しており、今大会の欠場が決定している。
「RBCカナディアンオープン」は1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会初日は24日(金)午前4時?放送!
1904年にスタートしたカナダのナショナルオープン。PGAツアースケジュールの中でも、全英オープン、全米オープンに次ぐ歴史を誇る大会だ。昨年は、首位から3打差でスタートしたティム・クラークがバックナインで5バーディーを奪う大爆発。首位のジム・フューリックを抜き去り、ツアー2勝目を挙げた。1954年以来、地元カナダ勢の優勝は無いが、昨年大会では地元カナダ出身のグラハム・デレットが7位に入る活躍を見せた。
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