米チャンピオンズツアーの東芝クラシックが現地時間30日、カリフォルニア州のニューポートビーチCCで開幕。今季フルフィールド最終戦に強豪が集結し、熾烈な争いが繰り広げられる。

　1月にハワイで幕を開けた同ツアーも今大会と次週のツアー最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権でついに閉幕を迎える。各タイトル争いで依然デッドヒートが続く中、今大会には昨季の賞金ランキング上位30名が今季初めて全員出場。強者ぞろいのフィールドで超ハイレベルな優勝争いが期待される。

　中でも注目は、各賞レースをけん引するコリン・モンゴメリー（スコットランド）、ジェフ・マガート（米）、ベルンハルト・ランガー（独）の3人だ。直近開催のサンアントニオ選手権でランガーが今季2勝目を挙げたことで、チャールズ・シュワブカップポイントランキングでは3位の同選手と自身初の年間王者を目指す首位モンゴメリーの差は66ポイントまで縮んでいる。賞金ランクでもランガーが2位に浮上する中、トップのマガートと3位モンゴメリーの差は約15万ドル（約1800万円）の僅差となっており、例年以上に激しいタイトルレースからは目が離せない。

　そのほかの注目は、昨季覇者で今大会2勝のフレッド・カプルス（米）やパワーランキング（優勝予想）で5位につけた飛ばし屋、ケニー・ペリー（米）といった強豪たち。今季2勝のマルコ・ドーソン（米）やポイントランク上位のケビン・サザーランド（米）、エステバン・トレド（メキシコ）らもタイトルを争う3人に一矢報いたい。