米チャンピオンズツアーの賞金ランキング上位30名によって争われる今季最終戦、チャールズ・シュワブカップ チャンピオンシップは現地時間8日、アリゾナ州のデザート・マウンテンCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ビリー・アンドレード（米）がベルンハルト・ランガー（独）とのプレーオフを制してトロフィを掲げる中、敗れたランガーも逆転で年間王者＆賞金王のタイトルを獲得した。

　トップと1打差の単独2位から出たランガーはこの日、6バーディ、3ボギーの「67」でラウンド。最終18番では、決まれば優勝となるイーグルパットを外したもののバーディで通算14アンダーとし、この日「64」をマークしたアンドレードとのプレーオフへ突入する。

　今季最後の優勝争いは18番での1ホール目で決着。バーディを奪ったアンドレードがシーズン3勝目を手にし、ランガーは今季5度目（タイ含む）の2位に終わった。それでも、デッドヒートを続けていたタイトル争いでは逆転に成功。2年連続3度目の年間王者＆4年連続7度目の賞金王に輝くこととなった。3度目のチャールズ・シュワブカップ制覇、そして4年連続での賞金王はいずれもツアー初の快挙だ。

　チャールズ・シュワブカップ・ポイントランキングで首位だったコリン・モンゴメリー（スコットランド）も「67」で回ったが、通算4アンダーの14位タイとランガーには遠く及ばず。338ポイント差の同ランク2位でシーズンを締めくくった。ポイントランク2位で賞金ランクトップだったジェフ・マガート（米）も「66」と奮起したものの、同じく14位タイとなり、賞金ランクでは約10万ドル（1,200万円）差の2位に終わっている。