“悪童”J.デイリーがシニアデビュー! 本命はW.オースティン
2016年5月5日(木)午後0:47
米チャンピオンズツアーのインスペリティ招待(テキサス州ザ・ウッドランズCC)が現地時間6日に開幕。前月の28日に50歳の誕生日を迎えた“悪童”ジョン・デイリー(米)がシニアデビューを飾る。
素行の悪さや私生活などで話題を振りまいた一方、91年からの12年間で11度ツアー1位に輝いた飛距離を武器にメジャー通算2勝を重ねたデイリー。その奔放な人柄と豪快なプレーは多くのファンに愛されてきた。2004年から無勝利のPGAツアーでは2007年以来シード権を失っているが、10試合出場の昨季も平均飛距離は300ヤード超えと剛腕ぶりは健在。新たな舞台となるチャンピオンズツアーでは一層の異彩を放つに違いない。
今大会のディフェンディング・チャンピオンはイアン・ウーズナム(ウェールズ)。昨季大会ではケニー・ペリー(米)、トム・レーマン(米)とのプレーオフを制してツアー初優勝を果たした。ツアー公式サイトで優勝候補の筆頭と見られているのは、過去4戦で3勝と絶好調のウッディ・オースティン(米)だが、去年の雪辱を期すレーマンらも大会を盛り上げる存在となるだろう。
そのほか、2013年王者で今季1勝のエステバン・トレド(メキシコ)や、同じく今季2勝目を狙うダフィ・ウォルドルフ(米)も参戦。歴代覇者では、フレッド・カプルス(米)やフレッド・ファンク(米)、ジェイ・ハース(米)らがフィールド入りする一方、大会3勝を数えるベルンハルト・ランガー(独)は不出場となっている。