米チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦 コンステレーション シニアプレーヤーズ チャンピオンシップが現地時間9日、ペンシルベニア州フィラデルフィアクリケットクラブで開幕。今季2勝のベルンハルト・ランガー（独）が大会史上初の3連覇に挑む。

　昨季大会では54ホールを終えて8打の大差を築いたランガーが、最終的に後続と6打差で圧勝。1985年のアーノルド・パーマー（米）以来となる30年ぶりの連覇達成を遂げた。今季ここまで出場9試合で2勝、トップ10入り8回の59歳は賞金ランキングで首位を快走中。すでに過去9季で8度目となる獲得賞金100万ドル（約1億700万円）超えを達成しており、この大舞台でさらに後続を突き放すか注目される。

　ツアー屈指の分厚いフィールドには、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）やビジェイ・シン（フィジー）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）、トム・レーマン（米）といった強豪がずらり。前週大会を制したスコット・マッキャロン（米）も優勝候補の一角だ。ツアー通算3勝を全てメジャーで挙げるなど大舞台で強さを見せるモンゴメリーや、節目の10勝目をメジャーで飾りたいレーマンは特に注目度が高い。

　また、今季から同ツアーに参戦しているジョン・デイリー（米）も今大会の目玉選手。PGAツアーでメジャー2勝を数えるツアールーキーは持ち前のビッグドライブで台風の目となるか。そのほか、今季3勝のウッディ・オースティン（米）、同1勝のダフィ・ウォルドルフ（米）、前週2位タイと好調のビリー・アンドレード（米）らもフィールド入りしている。