米チャンピオンズツアーの新規大会、アメリカン・ファミリー・インシュランス選手権が現地時間26日、ウィスコンシン州ユニバーシティ・リッジGCで最終ラウンドの競技を終了。3打差5位タイから出たカーク・トリプレット（米）が7アンダー「65」で回り、ツアー5勝目となる逆転優勝で初代王者に輝いた。

　前日夜の雨でコースが軟らかくなり、比較的伸ばしやすいコンディションとなった最終日。前半をノーボギーの3アンダーとしたトリプレットは、折り返し後の10番ボギーを11番パー5のバーディで取り返すと、迎えた13番から怒涛の4連続バーディを奪取。以降は「あと2ホールをパーにすれば勝てると思った」という思惑通りのプレーで後続を振り切り、最終的に2位とは2打差の勝利となった。

　通算15アンダー2位タイはマイク・グッデス（米）とバート・ブライアント（米）。前日トップのジャン・フランコス・レメジー（仏）は1アンダー71と大きくは伸ばせず、ジーン・ソアーズ（米）、ビリー・アンドレード（米）らと通算14アンダー4位タイに並んで3日間を終えている。　

　メジャー2勝含む今季3勝のベルンハルト・ランガー（独）は通算11アンダーの13位タイでフィニッシュ。そのほか、ツアールーキーのジョン・デイリー（米）は「66」で通算7アンダーに伸ばし、今季3勝のウッディ・オースティン（米）らとともに36位タイでフィニッシュしている。