全米オープン優勝者予想!GNマガジンパワーランキング
2015年6月16日(火)午後11:00
いよいよ6/18(木)に迫った全米オープンゴルフ選手権。開催コースのチェンバーズベイの話題など全米オープンムードが高まりつつありますが、ゴルフファンの間で話題となるのが優勝予想でしょう。そこで今回はアメリカ滞在歴も長く、PGAツアーの取材量も抱負なゴルフ解説者のアンディ和田氏が開催コースとの相性や最近の調子からズバリ優勝予想!
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過去5年間でアメリカ人は2012年のウェブ・シンプソン一人という全米オープン。ヨーロッパ勢が躍進を見せる近年。今年は果たして!?
大会初日はゴルフネットワークで6/18(木)深夜1時から翌午後1時まで、なんと12時間に渡り長時間生中継
GNマガジンパワーランキング
1位 ジャスティン・ローズ(イングランド)
世界ランキング 5位
名門メリオンで行われた2013年全米オープンを制したローズは今年「マスターズ」で2位タイ、「チューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ」で優勝。 2週間の「ザ・メモリアルトーナメント」ではプレーオフで敗れたが好調なゴルフを展開。忍耐強い大人のゴルフ、総合的なショットの安定度はローズの方がマキロイやスピースよりも格上と評価できる。リンクスコースの対応も昨年のスコッティッシュオープンの優勝などで証明済み。
2位 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)
世界ランキング 6位
ショットの安定度はローズが一番だが、試合現場で取材を続けているとショットの切れ味、球質の重みに関してはステンソンが世界ナンバーワン。全米オープンは過去8回経験、昨年は自己最高の4位。しかし実際のところ、「キレ」易く、オールドマンパーとの我慢比べは得意としていないが、チェンバースベイという開催コースとの相性が上手く合えばぶっちぎりで 北欧初の男子メジャー優勝者になる可能性は十分にある。
3位 ローリー・マキロイ(北アイルランド)
世界ランキング 1位
昨年の全米オープン以降にメジャー制覇2回を含む世界各地のツアーで6勝。 世界ランキングでは2位以下に大差をつけて46週間連続でトップの座に君臨しているマキロイだが不安材料は最近欧州ツアーで2週連続の予選落ちを喫していること。「BMW PGAチャンピオンシップ」では2日目に「78」、「アイリッシュオープン」では初日に「80」。 また過去にもリンクスコースへの「不得意」発言は多く、ボールが地面に落ちてから何処に跳ねて転がるかわからない、予想しにくい状況を苦手意識しているため、今回はあえてパワーランキングを3位と下げた。 英国ブックメーカーの優勝オッズは6倍と出場者の中ではナンバーワン。 全米オープンは2011年米国東部コングレッショナル大会で 優勝、2位のジェイソン・デイに8打差をつける圧勝だった。
4位 ジョーダン・スピース(アメリカ)
世界ランキング 2位
マスターズでは4日間リードを守り抜き完全優勝で初メジャー優勝者となったスピース。マスターズ以降は「クラウン・プラザ招待 at コロニアル」で2位、「ザ・メモリアルトーナメント」で最終日追い上げをみせて3位とまずまずの成績を残しているが春ほどの勢いは感じられず、メジャー連覇の重圧を考慮してパワーランク4位とした。チェンバースベイは2010年全米アマで経験済み(83を叩いて64人のマッチプレー枠に残れず)。開催コースは多くの選手が情報不足と唱える中でキャディーのMichael Greller マイケル・グレーラー氏はワシントン州タコマ出身。 このチェンバースベイは何度も足を運んでいてコースを知り尽くしているという。上手く傾斜を使って驚くような攻略ルートを選んでくる可能性大。
5位 松山英樹(日本)
世界ランキング 14位
今シーズンはまだ優勝はないが5位以内が6回を含むトップ10フィニッシュが8回はどんなコースでも対応できるショット力を証明している。全米オープンは3度目の挑戦。2013年は最終日に「68」を記録して前日38位から一気に10位まで順位を上げた。昨年(パインハースト)では4日間で15のボギー、2つのダブルボギーが響き35位と低迷。優勝争いに絡む条件はバーディー量産ではなくボギーを最小限に抑えることになるだろう。
6位 セルヒオ・ガルシア(スペイン)
世界ランキング 8位
今大会でメジャー連続出場64試合目となるガルシア。全米オープンは16回目の挑戦となるが、過去最高順位は10年前、2005年大会(パインハースト)の3位。今シーズンは「プレーヤーズ選手権」と「CIMBクラシック」で2位、冬のリビエラで4位など上位フィニッシュがあるが本来のポテンシャルは出しきっていない。地面を上手く使う低い球を上手く操り粘り強いプレー展開に期待したい。
7位 リッキー・ファウラー(アメリカ)
世界ランキング 9位
昨年4大メジャーでマスターズ5位、全米OP2位、全英OP2位、全米プロ3位と大舞台にしっかりパフォーマンスを残せたファウラー。先月「準メジャー」と高く評価される「ザ・プレーヤースチャンピオンシップ」でツアー2勝目を挙げた。想像力を使ったイマジネーションショットなど多彩なバリエーションの技を持っている。 人気先行、「過大評価」を一蹴するのは準メジャーではなく真のメジャー制覇といきたいところ。
8位 フィル・ミケルソン(アメリカ)
世界ランキング 17位
アマチュア時代からの参戦を含めると今年の大会が25回目の全米OP挑戦となるミケルソン。過去には6回の2位フィニッシュと惜敗は多く、今年こそ念願の全米オープンのタイトルを奪取してキャリア生涯グランドスラム達成を成し遂げたいところ。開催コースのチェンバースベイは2週間前に入念にコース下見をして攻略作戦を練っているという。前哨戦となる「フェデックス セントジュード クラシック」では最終日に8つのバーディーを奪い3位に入賞。全米オープンに向けて勢いを感じる。
9位 ババ・ワトソン(アメリカ)
世界ランキング 4位
昨年は2度目のマスターズを制したあとに全米OP、全英OPで予選落ちと奮わなかったババ。全米オープンは9回目の挑戦。オークモント開催の2007年の5位というのが過去最高記録。深いラフ、木が迫り出すコースなどではワトソンの有利な力を発揮する事が難しいが、今年のようなコース内には木がわずか1本というコースでは直ドラや「ババ自身」しかできない裏ルートを探して型破りの攻撃的な攻めに徹してゴルフファンを驚かせてくれる事になるだろう。 既に前週から会場入りして自らのSNSツイッターでもミラクルなパッティングを披露している。
10位 ライアン・ムーア(アメリカ)
世界ランキング 32位
今年の全米オープン開催地ワシントン州出身のプロゴルファーで一番有名なのはライアン・ムーア。目立つ存在ではないが、玄人好みの安定したプレーで上位に絡む事が多い選手の一人。 地元のサポート、声援に応えあっと驚くダークホースになりそうな予感十分。まだ市販されていない業界新参入の試作クラブにも注目。
(解説:アンディ和田)
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メジャー特別番組「LIVE FROM 全米オープン」6/16(火)より連日放送
全米オープンゴルフ選手権に関する情報を臨場感あふれるリポートでお届けする特別番組「LIVE FROM 全米オープン」。注目選手の記者会見の模様や大会事前情報、コース解説など、全米オープンを余す事無くお送りします。大会期間中には「全米オープン」生中継前に注目組の紹介やスタート前の練習模様など直前レポートをLIVEでお届け。中継後には大会ハイライトやホールアウト後のインタビューなど結果速報もお送りします。
今週はゴルフネットワークで一日中「全米オープン」ざんまい!
4日間合計42時間を超える生中継!6/18(木)開幕「全米オープンゴルフ選手権」
4大メジャーの中でも最も難しいセッティングで行われ、「世界で最も厳しいゴルフの試練」とも呼ばれる全米オープン。ゴルフネットワークでは、「全米オープンゴルフ選手権」をゴルフ専門チャンネルならではの全ラウンド長時間生中継でお届けします。
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