J.スピースによる年間グランドスラムの可能性とゴルフ界の「ビッグスリー」について
2015年7月8日(水)午後5:13
全米オープンゴルフ選手権が現地時間21日に閉幕を迎え、期待の松山英樹は18位タイでフィニッシュ。21歳の若武者ジョーダン・スピースがマスターズに続いてのメジャー大会2連勝を挙げた。
(写真提供:Getty Images)
スピース、ダスティン・ジョンソン、ジェイソン・デイ、ブランデン・グレイスの4人がトップで最終日を迎えた今大会。最終ホールで通算5アンダーに伸ばしたスピースが1打差で逃げ切り、歓喜の瞬間を迎えた。
米国Golf Channelの解説陣が、そのスピースによるグランドスラム達成の可能性、そして今大会最終日に猛チャージを見せたローリー・マキロイとのライバル関係についてコメントしている。
(LIVE FROM 全米オープンより)
デビット・デュバル
「(全英オープンゴルフ選手権開催地の)セントアンドリュースはここにとても似ています。ここほど高低差は問題になりませんが、パズルのように色々な選択肢を組み合わせなくてはなりません。セントアンドリュースでは遠くに飛ばす必要のあるコースは少ししかありませんし、スピースは戦略家で色々なショットが打てますから、チャンスはあるんじゃないでしょうか」
フランク・ノビロ
「風が吹けばスピースが有利でしょう。風が穏やかだとフラットなコースですし、少し状況が変わります。タイガー・ウッズは私たちから見ても圧倒的な強さを持っていたので、テニス界のロジャー・フェデラーと同じ位置とします。テニス界では彼以上のスターは生まれないと思っていたんですが、少ししてからジョコビッチとナダルが現れました。同じように、ゴルフ界ではマキロイとスピースが争っています。タイガーのときはこれといったライバルがいませんでしたが、今は違います。マキロイはスピースの活躍を見て全英に向けてのモチベーションが上がったことでしょう。この2人の関係は成立したも同然です」
ブランデル・シャンブリー
「昔はまさかボビー・ジョーンズのような選手が再び現れるとは思っていませんでしたが、そこにベン・ホーガンが現れました。ボビー・ジョーンズにとって全英オープンはとても大切な大会でした。ホーガンにとってもそうでした。そしてその後ジャック・ニクラウスが登場しました。そのニクラウス以降、強い選手は当分出てこないと思われていました。ニクラウスもミュアフィールドヴィレッジを作るほど全英に強い思い入れがあります。そしてタイガー・ウッズが登場。スピースは彼らとは違うとてもユニークな選手です。ですが、こんな若い年齢でメジャーで複数回優勝しました。1つの世代が終わっても新しい世代が誕生するんです。そして今週数人のスターがいました。リッキー・ファウラー、ジョーダン・スピース、ローリー・マキロイです。この3人を『ビッグスリー』と呼んでいます。過去4つのメジャーとザ・プレーヤーズ(選手権)で勝っている3人です。ゴルフ界は今最高に盛り上がっていますね」
まもなく開幕の全英オープン(現地時間7月16?19日/英国、セントアンドリュース・オールドコース)では「ビッグスリー」がトロフィを獲得するのか、日本勢の活躍とも合わせて注目したい。
6月22日放送 LIVE FROM 全米オープンより
筋書きのないドラマ、あの興奮をもう一度!大接戦の全米オープンをプレイバック 6/27(土)?28(日)緊急放送決定
大接戦となった今年の全米オープンを視聴者皆さまからのリクエストにお応えして、緊急放送致します。難コース「チェンバーズベイ」を舞台に繰り広げられた熱い戦いをぜひご覧下さい。
【緊急放送】
6/27(土)午前11時?午後2時 「全米オープンゴルフ選手権3日目」
6/28(日)午前11時?午後2時 「全米オープンゴルフ選手権最終日」
※注意※
権利上の都合により、「全米オープンゴルフ選手権」の中継はGOLF NETWORK PLUS TV等での、パソコン・スマホ・タブレットによる「全米オープンゴルフ選手権」の配信はございませんのでご了承ください。