全米OPから打って変わってのロースコア続出? 猛チャージを見せるのはB.ワトソンか
2015年7月9日(木)午前11:00
全米オープンゴルフ選手権の熱も冷めやらぬ中、米男子ツアーではトラベラーズ チャンピオンシップが現地時間25日に開幕を迎える。すでに選手たちの関心は、平均スコア72.47(イーブンパー70)となった全米オープンから、打って変わってロースコア続出が見込まれるTPCリバーハイランズでの一戦に向けられている。
昨季は、最終7ホール全てでバーディを奪ったケビン・ストリールマンが優勝。その際の平均スコアは69.69(イーブンパー70)で、前週のチェンバーズGCと比較すればスコアを伸ばしやすいコースであることに間違いはない。全米オープンのコース環境やセッティング等を批判したビリー・ホーシェルも「今週はたくさんのバーディチャンスにつけられると思う」とその点について認めている。
その他にも、全米オープンを18位タイで終えたセルヒオ・ガルシアが「先週より楽にプレー出来るのは確か。バーディチャンスは増える。先週が難しかっただけに今週は楽しめると思う」と語ったほか、同4位のブランデン・グレイスが「先週はとにかくタフでボギーでも我慢する必要があった。今週は精神的にも楽になるし、バーディラッシュになりそう。たくさんパットを決めないといけない。ロースコアが続くだろう」と話すように、今大会を制覇するにはバーディの量産が不可欠なようだ。
そんななかで最も優勝に近いとも言えるのは、2010年大会王者のバッバ・ワトソンだ。2008年大会以来、20ラウンド以上プレーした選手の中で、ワトソンの平均ストロークは67.21と最も低い数字。今大会との相性の良さは抜群といえるだろう。
2010年大会の優勝が悲願のツアー初勝利だったワトソンは「このコースに戻ってきてワクワクする。2010年の優勝は素晴らしい思い出であると同時に、亡くなった父のことを思うと悲しい。コースコンディションは今年も最高なので楽しみだ。良い天気が続き、風が強くなければロースコアをマーク出来ると思う。なるべくスコアを伸ばして、皆を脅かす存在になりたい」と思い出の地での再びの戴冠に意欲を見せている。
今季も昨年のストリールマンのような怒涛の猛チャージを披露する選手が現れるのか。それがワトソンとなるかどうかは神のみぞ知るところだ。
6月24日放送 ゴルフセントラルより
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トラベラーズ チャンピオンシップは1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト
毎年8万人のギャラリーを誇るツアー屈指の人気大会。会場となるTPCリバーハイランズは、6900ヤードを切るPGAツアーにしては短いが、正確なショットが求められる。15番ホールからの4ホールは、2008年王者、スチュアート・シンクが「世界で最もエキサイティングな上がり4ホール」と語る、ドラマチックさだ。
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